つじもとのエンジニア新卒就職活動とその後

にほんブログ村PVランキング(大学新卒)1位! コロナに振り回されたエンジニア(情報系)志望の経験談・失敗談

MENU

新卒でもリファラル採用の流れが来るのか!?

こんにちは、つじもとです。

リファラル採用

という言葉をどこかで聞いたことがある人もいるかもしれません。転職活動などでよく使われる言葉でしたが、これが新卒採用でも用いられるかもしれないのです。リファラル採用についてとその理由について説明しようと思います。

リファラル採用とは

リファラル(referal)とは、委託や参照、紹介を指す言葉です。つまり、リファラル採用とは、

社員や外部の専門家を通して、企業に紹介や推薦をする採用

のことを指します。一見すると新卒採用とは関係がないように思えます。

新卒採用でも用いられる可能性のある根拠

新卒の就職活動において、リファラル採用がなぜ関係があると主張するのかというと、ある調査結果が関係しています。

saponet.mynavi.jp

マイナビが行なった2021年卒企業新卒採用活動調査にその根拠があります。資料の41ページ目に「現在は行なっていないが、今後実施したい採用手法」という項目があります。そのデータに以下のものがありました。

f:id:satoru_tsujimoto:20200824002548p:plain
マイナビ調べ

46.4%!?

しかし、この項目の回答企業数が少ないため、あくまで参考値ということになっています。しかし、採用予定人数が多い企業ほど、リファラル採用について関心を持っているということが伺えます

なぜ関心を集めているのか

では、なぜリファラル採用が新卒採用における採用手法として関心を集めているのでしょう? 理由は大きく2つあると考えられます。

一つ目の理由については、同じ資料から根拠となるデータがあります。21ページにある「採用予定人数に対して現在採用が確定している割合」という項目です。

f:id:satoru_tsujimoto:20200824003414p:plain
マイナビ調べ

調査期間が2020年6月5日(金)~6月29日(月)となっていますが、やはり採用活動に遅れが出ているというのが見て取れます。企業側も採用活動が長期化しているということが見て取れます。リファラル採用は、採用コストの削減や質の高い人材の安定採用などのメリットがあるため、関心が集まっているのだと考えられます。

また、就活ルールの廃止の話も出ています。2022年卒までは現状維持であるとされていますが、経団連に所属していない企業には関係がありません。これにより、就職活動が早期化しているとともに、選考方法も多様化しています。そのため、関心を集めているのだと考えられます。

新卒でどうやってリファラル採用を?

新卒採用において、リファラル採用を行う方法は大きくこの2つだと思います。

  • インターン参加者や内定者からの紹介
  • 優秀な社員が所属していたサークル・部活動・学生団体からの紹介

この2つに共通していることは、「優秀な人と関わりがある、その人が紹介する人も優秀である」ということだと思います。これは、理系の場合は似たようなことがすでに起こっています。そう、研究室と企業の繋がりです。僕の場合、所属している研究室に、有名企業の社員が教授に挨拶しに来ているのを見かけたことがあります。これと同じことがサークルなどの団体で、より頻繁に行われるようになると考えられます

新卒一括はなくなっていく

新卒採用なのに、コネがあるのを見て絶望した

といった意見を見かけたことがあります。確かに驚きますよね...。しかし、何もせずにそういった繋がりができるわけではありません。人を紹介することはそんな容易なことではありません。紹介した人の評価が自分の評価に繋がってしまう場合があるためです。だから、すでにコネや繋がりを持ってる人を僻んでも仕方ありません。ではどうするか。既存の枠組みの中で戦い続けるか、自ら動き出し、新たな流れに乗るかです。現在の環境でできる限りの努力をし、情報を先取りし、自分はどう動くべきかを考え、行動に移しましょう。今後の記事もその助けになればと思います。それでは。

【就活失敗談】わざわざ対面面接を選んで金と時間を失い、黒歴史を得た男の話

こんばんは、つじもとです。「【就活失敗談】志望動機で5分間演説した男の話」がかなり人気なので、シリーズ化してしまいました。今回は、志望度が高くない企業の選考序盤で、わざわざ対面面接を選択してしまった話をしようと思います。

少し違う始まり

今回の失敗談はおなじみのpaizaからではなく、サポーターズと呼ばれるサービスのイベントで知り合い、そこから選考を進めた話になります。時期は1〜2月の僕の就活迷走期になります。

talent.supporterz.jp

このサービスもベンチャー系の企業が多く、エンジニアの募集が多いですね。よければ活用してください。

さて、本筋に戻します。そこで知り合い、選考をやっているということだったので、企業について調べさせていただきました。この企業も「いい企業」ではあるが、自分の考えにあっていなかったと、今考えると思います。

しかし、そのときの僕は就活迷走期。

f:id:satoru_tsujimoto:20200821164323p:plain

こんな感じで応募しました。もう死亡フラグが立ってますね。

1次面接の途中で通過が決まる快進撃

インターン選考の結果は散々でしたが、それでも面接経験だけは積んできていたため、1次面接が技術面接でも問題なく通るようになっていました。そして、このときの1次選考では、余程面接官に気に入られたのか、開始20分で通過が決まってしまいました。

f:id:satoru_tsujimoto:20200822233735p:plain

こう思った方、安心してください。これは失敗談です・・・ それに、この企業は少なくとも面接が5回あるのです。めちゃくちゃ選考序盤です・・・。

1次面接の雑談の中でつい・・・

通過がほぼ決まったため、残り時間は次の選考に関する確認の時間となりました。そのとき、こう言われました。

「対面で面接しませんか? 交通費は出ないんですけど・・・」

次の面接の時期は2月上旬でした。テスト勉強も必要ですが、選考の早い企業だとこのときにはESの締め切りがあります。もっと受けておくべき企業もあったと思います。その上、交通費も出ないのというのに、

「分かりました、行きます!」

って答えちゃいました。志望度が高いですよっていうアピールのつもりだったんでしょうか・・・。馬鹿野郎ですね。

最悪の状態で2次面接へ

こうして、2次面接を対面で行うということになり、長距離移動が必要となりました。しかし、テスト前と就活迷走期ということもあり、ハードスケジュールを強いられることとなります。

テスト 面接 面接 テスト 面接 用事 対面面接
用事 用事 面接 用事 @東京

いつ準備と移動するんだよ!?

東京へは長距離移動を伴う地域に住んでいるため、気軽に行けるようなものじゃないです。しかし、行かないという選択肢を取るわけにはいかないため、飛行機で移動しました。せめて空港がもう少し近ければよかったのですが、そうもいかず、睡眠時間も少ないまま、最悪の状態で挑むことになりました。

そして悟る選考企業への志望度の低さ

東京に着いた時点で、面接へのモチベーションは0に近かったです。こんなことをしてまで行きたい企業でもなければ、そもそも志望度も高くなかったんだなと改めて思いました。そして、面接はこんな感じだったと思います。

f:id:satoru_tsujimoto:20200823002335p:plain
面接官さん、すみませんでした...

どんな話をしたかも全く覚えていません。ぱっと見はハキハキ話してそうだけど、なんかパッとしないって感じだと思いますね。

そして、日帰りで地元に戻りました。2日後に不採用通知をいただきました。当然ですね。

失ったものと得たもの

この選考のために、

  • 飛行機代往復
  • 空港までの移動費
  • 選考のための1日

を失うことになりました。失った金銭と時間に似合うだけの成果を得られませんでした...。また、今回の選考も含め、先ほどのスケジュールであった面接は軒並み失敗談、酷いものは黒歴史となりました。単位を失わなかったのが唯一の救いでしたね...。

時期にあった動き方と冷静な判断を

簡単なまとめになりますが、今回の話では、「焦りによって、冷静な判断ができていない」ことで失敗を招いたと考えられます。経団連所属企業の募集開始は3月。つまり、大手企業はまだ募集を開始していない時期での話になります。せめてもう少し取捨選択するなり、現実的なスケジュールを組むなり、主要企業でどこにエントリーするのかをもう少し考えてもよかったんじゃないかと思います。

急いては事を仕損じる

どの時期に自分がどう行動すべきなのかを見極めて、就職活動に励んでください。

おまけ

黒歴史の一つがこれです。僕のような犠牲者が今後出ないことを祈ってます...

satoru-tsujimoto.hatenablog.com

【理系でも読むべき】企業分析にIR情報を使わないのは正気じゃない

こんにちは、つじもとです。就職活動をするにあたり、必ず企業分析をやることになるでしょう。しかし、企業の新卒採用ページを見て曖昧だと感じたことはないですか? 数字が少なかったり、過去のことが見えにくかったり。というわけでそんな不安を解消し、より深く企業のことを理解できる方法を教えます。

「IR情報」を読みましょう。

IR情報とは

IRとは、Investor Relations(投資家向けの情報提供)のことであり、企業が投資家に向けて発信している情報になります。IR情報には、企業の業績やビジネスモデルなどが詳しく載っています。投資してもらうために、多くの情報を公開しているため、客観的に企業を調べることができます。ここでは、IR情報として、有価証券報告書について説明していこうと思います。

有価証券報告書とは

有価証券報告書とは、金融商品取引法で規定されている、事業年度ごとに作成する企業内容の外部への開示資料です。要は、

年度毎に企業内容について株主や投資家などに向けて公開される様々な情報が記載されている資料

ってことです。ここには、その年度の売上高だけでなく、事業系統図や事業の状況についても記載されています。そのため、企業の現状や将来性について数字で確認することができます。

どのように分析するのか

分析方法についてですが、いくつかポイントを押さえて、その部分を見るといいです。見るべき部分はこの辺りです。

上の3つについては個別に説明していこうと思います。説明には、楽天の2019年度の有価証券報告書を用いようと思います。

事業別(セグメント別)の売上高

企業は、単一事業を行なっている企業もあれば、複数の事業を行なっている企業もあります。企業によって、それぞれの事業が占めている売り上げも異なります。また、BtoCの事業は人目につきやすいため、企業の主要事業のように思われることもありますが、実は売り上げは多くを占めていない場合もある。また、あまり馴染みのない事業が企業の主要事業である場合もあります。例えば、楽天のセグメントはこんな感じになってます。

f:id:satoru_tsujimoto:20200821024105p:plain
2019年度の有価証券報告書のセグメント別売上高

インターネットサービスや最近CMでよく見るモバイル部門は、馴染みがある部門だと思います。しかし、楽天フィンテック事業においても、大きな売上高を占めていることがセグメント別で見ると分かります。このように、あまり世間一般からは見えにくい事業も企業にとっては大きな事業であるということがあります。そのため、こうした事業別の売上・利益を確認する必要があります。

損益計算書

これには、売上収益や営業利益などが記載されています。 f:id:satoru_tsujimoto:20200822172935p:plain この情報を複数年用いれば、企業の数年間の業績を追うことができます。

貸借対照表

ここには、企業の資産や負債について記載されています。 f:id:satoru_tsujimoto:20200822172447p:plain

それぞれの項目についての詳細や貸借対照表の数値を用いて算出されるいくつかの指標については、以下のサイトを参照していただけると幸いです。僕はエンジニアなので、指標はありがたく使いますが、わざわざ説明するのもおかしな話なので。 venture-finance.jp

IR情報を確認する上で注意すべきこと

注意すべき点としては、大きく2点あります。

  • 複数年のデータを確認すること
  • 競合他社との比較を行う

同じ指標を用いて比較したとしても、業界によって、データや比較する指標の基準は変わってきます。一概に、指標の値が100%より上だからいいというようなことはありません。そのため、他の企業分析を行うのと同時に、競合他社のデータとの比較を行なってください。また、新型コロナウイルスの影響で減収・赤字企業が増えたように、そのときの事業や経済状況によっても、売上高や利益は変化します。そのため、複数年のデータを確認するようにしましょう。

まとめ

小難しい話が多かったと思います。基本的に、理系の就職活動は余裕だとか言われますが、それは個人によるところもあります。しっかり抑えるべきことは押さえておきましょう。それに、「なぜ御社がいいのか」って言われたときに、

ちゃんと他社との違いを分かっている必要があります。

そのときにこうして調べたことは役に立つと思います。また、こうした情報は「入ったけど思ってたのと違いました」というミスマッチを防ぐ役割も持ちます。面倒ではありますが、ポイントを押さえてIR情報を活用し、自身の就職活動に役立ててください。

【就活失敗談】コロナとか関係なく、選考を打ち切られた男の話

こんばんは、つじもとです。今回は、選考が順調に進んでいたにもかかわらず、選考を打ち切られた話をしようと思います。「こんなことってあるんだ...」ていうぐらいの気持ちで読んでいただけると幸いです。

いつも通りの始まり

今回の選考の始まりもpaizaからのオファーです。paizaでは自分のランクが高いほど、より多くの様々な企業からオファーがきます。そして、お人好し(?)なところのある僕は、自分の就活の軸に少しでも当てはまる条件的に良さそうな企業は積極的に選考を進めるようにしてました。今回の選考は、コーディングテストを突破し、1次面接まで進んだところになります。

好感触の1次面接

1次面接はWebで行われ、人事とエンジニアの2人が面接官でした。事前に企業のことは調べていましたし、特に困ることを聞かれることもありませんでした。終始穏やかな雰囲気のまま、1次面接は終了しました。終わる前ではこんな感じだったんじゃないかと思います。

f:id:satoru_tsujimoto:20200822152958p:plain
面接終了直前の脳内

それぐらいには手応えはありました。そして数日後、1次面接の通過の連絡が来ました。次は2次面接となります。

突如消える選考

2次面接の希望日程を送って数日が経った時です。ふと連絡が来ないなと思い、paizaのマイページから応募履歴を確認しました。するとなんと、応募履歴欄にある、2次面接の日程調整中だった企業の選考が「終了」と表示されているではありませんか!

終了!? 落選じゃなくて?

f:id:satoru_tsujimoto:20200822154452p:plain
えええええええええええ〜〜!!!
驚きましたね。詳細を確認すると、どうやら人員を確保できたらしく、求人を取り下げたとのことでした。あ〜、そういうこともあるんだな〜

企業側における逆求人のメリット

ここで企業側の逆求人の一般的なメリットを挙げようと思います。

  • 採用条件に合う人材を探せる
  • 様々な経歴の人材にアプローチできる
  • コストや時間がかかりにくい

こういった点がよく挙げられます。しかし、もう一つあまり一般的には挙げられませんが、こういったメリットもあります。

  • 人の目にあまり触れない形で採用活動を行える

例えば、新卒の採用予定人数を下回っていたりすると、採用活動を継続しなければなりません。しかし、それを企業サイトで告知してしまうと、「あの企業は人を集められないのか」と判断されてしまう可能性があります。また、大々的に新卒採用活動を行なっていないが、新たに新卒を採用したいという場合もあるかもしれません。レアケースになりますが、そういった理由で逆求人が用いられることもあります。当然ながら、こういったケースの場合、募集する人数は多くありません。さらに、逆求人の場合、選考を開始するタイミングは同じではありません。つまり、早い者勝ちでもあります。こういった理由で、選考が終了したのだと思います。

多様化する就職活動に適応しよう

別の記事でもお話ししましたが、2020/8/21時点では2022年卒までは就活ルールが現状維持であるとされています。しかし、経団連所属企業のみに適用されるものであり、外資系・ベンチャー企業には関係のない話です。つまり、就職活動はどんどん早期化しています。また、逆求人などのようなものも出てきています。これに適応できた人が就職活動を有利に進められると言えるでしょう。皆さんもぜひ、多様化する就職活動に適応し、良い結果を残してください。

【もう始まってる】22卒のエンジニアの募集を調べてまとめました

こんばんは、つじもとです。先日、任天堂が2022年度新卒プレエントリーを10月から開始すると発表しましたね。

www.nintendo.co.jp

このように、22卒の新卒採用を開始しようとしている企業もあれば、すでに締め切り直前の企業もあります。

ちょっと驚きましたね。しかし、すでに夏インターンが開催されており、その結果次第ではインターン参加者は早期選考・内々定となるため、すでに差ができています。しかし、インターンで全部の採用枠を埋めるという企業はそう多くありません。そこで、執筆時点(2020/8/21)で22卒のエンジニアの募集を始めている企業をまとめようと思います。

22卒のエンジニアの募集を始めている企業

見逃しがあるかもしれないですが、少なくともこれだけ確認することができました。意外とありますね、驚きました。 f:id:satoru_tsujimoto:20200822004602p:plain また、総合職などの採用においては、さらに多くの企業がすでに募集を始めています。8月にはESを締め切るところもあるくらいです。エンジニアの募集ではないですが、22卒向けの説明会・インターンをまとめてあるサイトを載せておきます。

www.onecareer.jp

もうすでに始まっている

不安を煽るようなことを言ってしまい申し訳ないのですが、22卒の就職活動はすでに始まっています。一時期就活ルールが廃止されると話題になりましたが、現在は22卒までは現状維持であるとなっています。しかし、そもそも就活ルールは経団連(日本経済団体連合会)に所属している企業にのみ適応されます。つまり、外資系やベンチャーにはそのルールは関係ありません。そして、経団連に所属している企業であっても4年10月までに内々定、あるいは内々定の約束をするなど、選考は前倒しになっています。自分自身のペースはあるかもしれませんが、世間には世間のペースがあります。少しでも不安に思った人は今すぐ動き始めてください。

置いていかれないために

早期で選考を始めている企業を見逃したくない方は、外資就活を使うと良いでしょう。ここには、その名の通り、外資系やベンチャーなどの募集などが見やすく掲載されています。また、コミュニティという掲示板もあるので、そこで情報を探すこともできます。また、企業のTwitterアカウントなどで採用活動を告知している企業もあります。それをフォローしておけば見逃すことはないでしょう。気になる企業の情報は逃さないよう、常に情報網をはってください。早期に動いて、就活を有利に進めましょう。

【22卒に朗報】8/18に更新されたマイナビのデータがすごい!!

こんにちは、つじもとです。公開されている採用活動に関するデータを探していると、とても興味深いデータを見つけました。そこで、いち早くご紹介しようと思います。

マイナビ 2021年卒企業新卒採用活動調査

今回使うデータは、マイナビの2021年卒企業新卒採用活動調査になります。

saponet.mynavi.jp

マイナビは、様々なデータを公開してくれているので、お世話になってます。そのデータには、なんと、22卒の新卒採用の計画状況というデータがありました。つまり、21卒と比べてどれほど採用するのかについてのデータということになります。回答企業数は、2886社になります。僕が調査したときの参考にした資料に比べて、母数が段違いに多いです。

これはかなり重要なデータと言えるでしょう。 f:id:satoru_tsujimoto:20200822214745p:plain

そして、そのデータがこちらです。

f:id:satoru_tsujimoto:20200822213346p:plain
2022年卒 新卒採用の計画状況(マイナビ調べ)

なんと60.6%の企業が22卒の採用を21卒同様、もしくは21卒以上と回答しています!

34.9%の企業がまだ実施する際の採用人数や実施すらも検討しているということになります。確かに、まだ第2波やそれに伴う景気変動について警戒しているためであると考えられます。しかし、過去にあったバブル崩壊リーマンショックなどのような、就職氷河期を迎えるということはないと言えます。すでに半数以上の企業が21卒並以上の採用を予定しているのですから。21卒の内定率についても、例年に比べ、約一ヶ月ほど遅れは出ていますが、すでに8割の内定率となっています。

satoru-tsujimoto.hatenablog.com

もう22卒の戦いは始まっている

22卒にとって、かなり前向きとなる内容だったと思います。すでに22卒の選考は始まっています

satoru-tsujimoto.hatenablog.com

f:id:satoru_tsujimoto:20200822215613p:plain

こんなことを考えてた人は、今すぐ準備を始めてください。もう始まってます。採用人数こそ変わらなくても、選考過程などには変化が出てきています。また、秋以降もオンライン授業となったり、サークル活動などがどうなるか分からないなど、リアルでの情報を得る機会も減る可能性があります。だからこそ、現状を現実以上に悲観せず、準備を始めてください。まだ間に合います!

他にも有益な情報があるので、今回のデータは改めてまとめみようと思います。それでは。

【就活失敗談】役員面接でお互いのミスマッチに気づいた男の話

こんにちは、つじもとです。今回は、Webテスト・一次面接などを突破し、役員と1on1で面接した際の失敗談です。失敗談というと変な話ですが、ある意味笑い話ですし、面接の良さが出た話でもあります。

いつもの流れ

僕のブログでよく出てくるpaizaからのオファーで選考が始まりました。9〜10月の話です。ちなみに相変わらずインターン選考を受けた落ちた会社の新卒採用です。もはや恒例行事です。受けた会社のWebテストはコーディングテストではなく、文字並び替え50問、計算50問のような科目を4つ解くというものでした。これを突破し、1次面接を突破しました。その後の面接はあまり覚えていないのですが、役員との1on1の面接までたどり着きました。

f:id:satoru_tsujimoto:20200822013056p:plain
過去の自分へのコメント (偉そう)

役員登場

かなりステップが進み、おそらくこれを突破し、もう一つ突破したら内定者インターンに参加できるという段階まで来ていたと思います。そして、役員が登場し、1on1の面接が始まりました。当然僕も企業のことは理解しているつもりでした。つもりでした。(大事なので2回言いました) ここであることが発覚します。僕は、この頃にはBtoC事業色が強い企業に勤めたいと考えるようになっていました。しかし、僕が志望していたその企業は、やっていることが競合他社と大きく異なるため、分かりにくかったのですが、SIerであるということが発覚しました。つまり、BtoB事業を中心としているということになります。ここで、2人は同じことを思ったでしょう。

f:id:satoru_tsujimoto:20200822015012p:plain
もしかしてすれ違ってる!?

こうして面接は終了しました。もはや結果は分かりきっていました。というか結果すら確認してないです。落選です。

面接が複数回行われるには理由がある

面接が複数回行われることを煩わしく思う人もいるかもしれません。しかし、それには理由があります。面接官も当然人です。思い込みや勘違いをすることもあるでしょう。また、評価する観点も異なってきます。技術職志望の場合、技術面接は選考序盤で必ずと言っていいほど行われます。その際に見る項目は主に、技術に対する関心や知識である。人柄などについては、それ以降の人事面接に任せることもある。そのため、複数回面接が行われるのである。結果的に見れば、僕とのミスマッチを防いだことになります。最も僕の企業分析が甘かったことがそもそもの原因ではありますが...。皆さんもしっかりと企業分析をし、複数回の面接にめげずに頑張りましょう。

【ライバルと差をつけろ】企業が面接で見ているのはどこか

こんばんは、つじもとです。今回は、企業が面接で見ているのはどこかについて実際に公開されているデータとともに説明しようと思います。これは、技術職・総合職ともに共通することだと思うので、参考になれば幸いです。

公開データから見る注視される点

ここで公開されているデータを見てみましょう。

saponet.mynavi.jp

たびたびこのブログでも出てくる、マイナビ企業新卒採用予定調査ですね。その中の69ページにある【面接時に特に注視するところ】が今回のデータになります。

f:id:satoru_tsujimoto:20200821193734p:plain
マイナビ調べ

f:id:satoru_tsujimoto:20200821193801p:plain
マイナビ調べ

業界別に上位3つが着色されていますね。見やすくて助かります。業種・職種によって多少は異なりますが、注視されているのは以下の4点です。ちなみに去年度も確認しましたが、この4点でした。

  • 明るさ・笑顔・人当たりの良さ
  • 入社したいという熱意
  • 素直さや伸びしろ等の成長可能性 - 職場の雰囲気に合うか

どう対策するのか

じゃあ、どうやって対策していくのか。ここでは一例になりますが、紹介しようと思います。

明るさ・笑顔・人当たりの良さ

笑顔は、表情筋を伴うものです。すぐに自然な笑顔ができるようになりません。接客業で練習するであったり、鏡の前で練習するなどしましょう。少しずつ自然な笑顔がつくれるようになります。「笑顔 練習」と調べればいくらでも出てきます。詳しい解説は、より専門のサイトに任せようと思います。

入社したいという熱意・職場の雰囲気に合うか

これは、志望する企業のことをよく知っていると良いでしょう。企業のホームページはもちろんですが、転職サイトや就活サイト、OB訪問・セミナーの参加など、できる限りの手段を用いて企業分析しましょう。志望度の高い企業ほど、妥協することのないようにしましょう。より深い企業分析の仕方について、近いうちに記事にするつもりです。

素直さや伸びしろ等の成長可能性

大手企業であればあるほど、新卒社員の教育環境が整っている傾向にあります。そのため、今後社内でどれほど成長していくのか、そういった点で見てきます。「自分なんてなんの能力もないし・・・」て思う人もいるかもしれません。僕も思ってましたし、実際今も自分には能力はないと思ってます。じゃあ、伸びしろがあるように見えるのはどういった点なのか? 僕の個人の意見にはなってしまいますが、伸びしろとは「主体性」と言い換えられると思います。主体的であれば、

  • 新たな知識を吸収し、それを生かせる
  • 時代の流れや経済の状況などを把握できる
  • 周りの人を巻き込むことができる、リーダーシップがある

と判断できるのではないでしょうか。だから、今すぐ何かできなくても、今後できるようになるだろうと判断できる、それが「伸びしろ」となるんじゃないかと思います。伸びしろなんて曖昧ですし、僕もあまり好きな表現ではないですが、このように解釈できると考えてます。

まとめ

必要なものはわかったと思います。業種・職種により、これに+α必要となる要素もあると思いますが、基本的には上記の4つです。欠けてると思うところは対策してみましょう。

【就活失敗談】カジュアル面談で落ちた男の話

こんばんは、つじもとです。相変わらず今書いてる別記事が終わりそうにないので、また失敗談です。人それぞれ就職活動には、段階のようなものが存在すると思います。僕の場合は、1〜2月は就活迷走期になります。そのときの失敗談をお話ししようと思います。

面談のオファーがやってきた

いつも話に出てくる愛用しているpaizaでの話です。(僕は愛用していましたが、こんなこと書いても一円ももらえません。案件じゃないです笑) paizaではオファーが来ると、そのオファーに対してカジュアル面談を行うかそのまま一次面接を受けるかを選ぶことができ、そのまま選考を始めることができます。(当然無視も可能です)

先ほどもあったように、1〜2月の就活迷走期は、持ち駒がないような状態だった上、それなりに選考を進んでいた企業に落ちたことから焦っていました。そのため、オファーがきた企業で少しでも良さそうならカジュアル面談を行うようにしていました。

どんな企業だったか

企業名については詳細を伏せますが、大体こんな感じでした。

  • とある有名企業の子会社ポジション
  • 食べログのようなサービス開発
  • 僕が普段使わない言語を主に使用してる

企業理念にも確か食品に関するワードが入っていたように思います。僕は残念ながら、食事にはあまり関心がなく、腹に入れば大体同じと考えてしまうタイプです。どう考えても考えが合うはずがない。ですが、そんなことを気にすることなく、「とある有名企業の子会社ポジションで年収もそこそこっぽい」っていう死亡フラグの塊のような精神で面談を受けました。 f:id:satoru_tsujimoto:20200821164323p:plain

面談では

企業情報については、ホームページなどで確認し、一通りメモをした状態でWebでのカジュアル面談を行いました。流れは

  1. 企業側が事前に用意しているスライドを一通り説明する
  2. こちらから用意していた質問をする
  3. 企業側からも質問が来る (志望動機みたいなものも聞かれた)

という感じの展開になりました。一見すると穏やかな雰囲気で面談は行われたのですが、多分こんな感じだったと思います。

f:id:satoru_tsujimoto:20200821162119p:plain
2人の温度差に風邪引きそうですね

やはり根本にある食べ物に関する知識や意欲・関心にズレがあることは相手にも伝わったのではないかと思います。カジュアル面談から2日後に落選の連絡がきていました。paizaでは、落選後の理由を大雑把に教えてくれるのですが、「理念に一致しない」といったニュアンスの理由が書いてありました。ある意味ミスマッチを減らすという役割は果たしていたんじゃないかと思います。

寄り道はまだ余裕があるか時間的に追い詰められたときに

Webでの面談だったので、お金こそかからなかったですし、Web面接の練習にはなりました。しかし、企業について調べた時間や面談の時間、それに使う体力など、他のものを犠牲にしていたと思います。まだ時期的に主要企業の募集が始まるころかその前だったので、被害が少なかったですが、主要企業のエントリー締め切りがある時期などは、無駄にできる時間は少なくなります。

カジュアル面談は実質0次選考です。

気軽にできるからといって、それを行なっていられる余裕があるのか、その労力に似合った経験や結果が得られるのかを考えた上で行うようにしましょう。しかし、後がない時は選択肢を増やすのに活用することはできます。自身が使うべき時にあるのかをしっかり見極めてください。また、「有名っぽくて良さそう」だとかそういった浮ついた気持ちで挑まないようにしましょう。自分の軸にブレるようなことをしても時間の無駄です。信念を持って、就活に挑みましょう。

【就活失敗談】志望動機で5分間演説した男の話

こんにちは、つじもとです。書いてた記事が思いの外、大規模なものになりそうなので、ここで失敗談を一つ挙げておこうと思います。自身への戒めであり、同じ犠牲者が出ないことを願って、この記事を書きます。

出会い

僕が愛用しているpaizaというサイトでは、コーディングテストの結果によって付けられるランクにより、企業から逆オファーがきます。あるとき、とある企業からオファーが届きました。21卒としての選考の案内でした。業務内容や企業理念、給与など、様々な面から見て良い企業だと思い、応募することにしました。最初の面談を経て、リクルーターのような人が付き、その後コーディングテストと一次面接を突破しました。

技術イベントへのご招待

実はインターン選考で落ちた企業であり、技術面接も突破進したことから、浮かれていました。 f:id:satoru_tsujimoto:20200821041521p:plain まだ選考途中なのに...。そして、2次選考前に技術イベントが行われるということで、学生は招待されないと参加できないのですが、なんと招待されることになりました。そういった誘いはうれしかったですね。その後、技術イベントに参加し、複数の社員から様々なお話を聞くことができました。名刺もいただきました。楽しかったですし、招待されたのが嬉しくて完全に浮かれていました。

こじらせた

そして、日程調整が行われ、2週間後に2次面接を控えたあるとき、志望動機が弱いんじゃないかと思いました。こういったとき、人に確認してもらうなり、文字にして客観的に見てみるなどするべきだったのですが、そういったことをしませんでした。その結果、5分にもおよぶ志望動機となっていました。簡単な構成はこんな感じだったと思います。

  1. 元々の志望動機 (1分)
  2. それを補足するニュース (1.5分)
  3. そこから見える社会の構造 (1.5分)
  4. 成長を続ける御社なら変えられる(1分)

はい、一言言わせてください。

頭おかしいんじゃないの?

完全に面接じゃなくて演説ですね。当然落ちました。一方的に話して面接官置いてけぼりですからね。 f:id:satoru_tsujimoto:20200821042332p:plain

教訓

面接で大切なことは、面接官とのコミュニケーションです。仕事は基本的にチームであったり、取引先などと行うことになります。1人で全てが完結するということはないでしょう。なので、当然仕事の中にコミュニケーションが伴います。そのコミュニケーションを無視し、演説を続けるような就活生は問題ありと見なされて当然でしょう。志望動機はできる限り完結にし、面接官の質問によって、それを補強していき、自らの考えを伝えるようにしましょう。どうか自分のような失敗をする人が今後現れないことを願っています...

【21卒エンジニア志望向け】エンジニア・技術職の秋採用・通年採用をやってる企業を調べてまとめました

こんばんは、つじもとです。この前、コーディングテストや現在の就活・採用活動の全体の様子について記事を書きました。まだ募集している企業もあると言ったが、それで終わらせてしまっていいものかと思い、まだ新卒採用を続けている企業について調べてみました。すると、以下のようにまとめているサイトを見つけました。

shukatu-man.hatenablog.com

いくつか確認しましたが、いくつか秋採用・通年採用が行われているのを確認できました。(結構リンク先なくなってて苦労した... ) ですが、その中には一部職種の募集は終了しているものも多くありました。そこで、エンジニア・技術職採用を行なっているものだけをピックアップし、まとめようと思います。執筆時点(2020/8/20)で募集を確認できたものを載せています。募集には期限があるものもあるので、お早めにご応募ください。(ここでの技術職は、プログラミングやWebサイト開発、システム開発、データサイエンティストなどの情報分野における技術職を指しています。)

秋採用・通年採用を実施している企業一覧

エンジニア新卒求人を探せるサイト

一覧で様々な企業を紹介してきましたが、これ以外にも募集している企業はあります。それを探せるサイトは、こういったものがあります。

こういったサイトは自分で求人を探すことができると同時に、自分のプロフィールなどを登録することで、企業からオファーが来るものもあります。いわゆる逆求人と呼ばれるものです。僕はpaizaを愛用していたので、この機能を使って様々な企業と面談をしながら、自分の将来像ややりたいこと、そのために必要なことを考えるようにしていました。

まとめ

企業によっては、21卒の採用を締め切り、すでに22卒の募集を始めている企業もあります。あとで確認しようではなく、できる限り早く確認し、条件を満たしているのであれば応募するようにしてください。あと、もし募集が終わっていたら教えていただけるとありがたいです。