つじもとのエンジニア新卒就職活動とその後

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経団連が公開した21卒採用活動アンケートで確信した2つのこと

こんばんは、つじもとです。今回は、経団連が公開したアンケート結果を紹介しようと思います。

今回の出典

今回の出典は、「2021年度入社対象 新卒採用活動に関するアンケート結果」です。21卒に対するアンケートは、リクルートマイナビが公開しているのですが、経団連も公開していたのですね。

ちなみに、同アンケートの前回の公開は2018年11月でした。

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まあ、営利企業と比べるのも酷なんですかね...

ちなみに、マイナビリクルートについては以下の記事からも確認できます。

satoru-tsujimoto.hatenablog.com

satoru-tsujimoto.hatenablog.com

回答企業数

回答企業数は経団連所属企業1448社のうち、

442社

でした。回答率は約3割ですね。こんなものか。

その他詳細はこちらです。

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経団連調べ

新卒採用活動の実施状況

新卒採用活動の実施状況についてのアンケートの結果がありました。こちらは新卒採用を「行った・行わなかった」かを回答するものになります。採用人数については、後ほど紹介します。その結果がこちらです。

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経団連調べ

多くの企業がこのような状況でも採用活動を行っていますね。

採用スケジュールへの影響

採用スケジュールへの影響に関するアンケートもありました。新型コロナウイルスによる影響や緊急事態宣言などの影響がどれほどあったのかが分かるアンケートですね。その結果がこちらです。

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経団連調べ

約半数の企業がスケジュールに遅れがあったと回答しています。

採用人数への影響

そして、採用人数への影響に関するアンケート結果もありました。

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経団連調べ

約8割の企業が採用人数に関する見直しを行っていないと回答しています。

もはや言い訳無用

ここまで21卒に関する採用活動に関するアンケートを紹介してきました。これらから見て分かる通り、21卒の採用活動について、スケジュールの影響は出ているものの、採用人数には影響が出ていないと言うことが分かります。ちなみに、以下の記事でも21卒の採用人数について触れています。

satoru-tsujimoto.hatenablog.com

このように、複数媒体のアンケート結果から、新型コロナウイルスによる21卒の採用人数における影響は少なく、採用スケジュールには遅れが出ているということが分かります。まれに、

「内定率が低下した〜!だからおれはコロナのせいで就職できないんだ〜」

と言う人に出会うこともあるかもしれません。確かに新卒求人倍率は下がりましたが、未だ1.5倍以上あります。

また、上のアンケートからも分かる通り、そもそも例年と比べてスケジュールが1ヶ月かそれ以上遅れているので、例年と比較する自体おかしな話なのです。さらに、選考が遅れている中でも8月時点での内定率はすでに8割ほどになっています。採用人数にも影響が出ていないことも複数媒体から分かります。

もう何が言いたいのかはわかりますよね?

22卒の採用活動への影響

では、21卒に関する話はここまでにして、22卒の新卒採用予定数についてのアンケートを見てみましょう。

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経団連調べ

4割以上の企業が21卒と比べて同程度の採用を行うと回答しています。依然として、新型コロナウイルスの感染者が確認されているため、今後の傾向が読めず、未定としている企業も半分以上あります。それでも、就職活動が不安な22卒にとっては良い情報であると思います。

ちなみに、以下の記事で紹介しているマイナビのアンケートでは、60.6%の企業が21卒と同等以上の採用人数を予定していると回答しています。

satoru-tsujimoto.hatenablog.com

まとめ

ここまで、経団連が公開したアンケートについて紹介してきました。他媒体でのアンケート結果と比べて、僕が確信したのは以下の2点です。

  • 新型コロナウイルスの感染拡大は21卒の採用数にそれほど影響を与えていない
  • コロナ禍による22卒の採用人数への影響は現時点では少ない

もちろん、油断を許さない状態ではあります。しかし、リーマンショックなどのような不況時の就職活動になることはないと考えられます。

Webを用いてのインターンや面接が主流になっていく新たな就職活動ですが、企業が求めているものは変わっていません。それを意識した上で就職活動を頑張っていただければと思います。それでは。

satoru-tsujimoto.hatenablog.com