つじもとのエンジニア新卒就職活動とその後

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新卒でもリファラル採用の流れが来るのか!?

こんにちは、つじもとです。

リファラル採用

という言葉をどこかで聞いたことがある人もいるかもしれません。転職活動などでよく使われる言葉でしたが、これが新卒採用でも用いられるかもしれないのです。リファラル採用についてとその理由について説明しようと思います。

リファラル採用とは

リファラル(referal)とは、委託や参照、紹介を指す言葉です。つまり、リファラル採用とは、

社員や外部の専門家を通して、企業に紹介や推薦をする採用

のことを指します。一見すると新卒採用とは関係がないように思えます。

新卒採用でも用いられる可能性のある根拠

新卒の就職活動において、リファラル採用がなぜ関係があると主張するのかというと、ある調査結果が関係しています。

saponet.mynavi.jp

マイナビが行なった2021年卒企業新卒採用活動調査にその根拠があります。資料の41ページ目に「現在は行なっていないが、今後実施したい採用手法」という項目があります。そのデータに以下のものがありました。

f:id:satoru_tsujimoto:20200824002548p:plain
マイナビ調べ

46.4%!?

しかし、この項目の回答企業数が少ないため、あくまで参考値ということになっています。しかし、採用予定人数が多い企業ほど、リファラル採用について関心を持っているということが伺えます

なぜ関心を集めているのか

では、なぜリファラル採用が新卒採用における採用手法として関心を集めているのでしょう? 理由は大きく2つあると考えられます。

一つ目の理由については、同じ資料から根拠となるデータがあります。21ページにある「採用予定人数に対して現在採用が確定している割合」という項目です。

f:id:satoru_tsujimoto:20200824003414p:plain
マイナビ調べ

調査期間が2020年6月5日(金)~6月29日(月)となっていますが、やはり採用活動に遅れが出ているというのが見て取れます。企業側も採用活動が長期化しているということが見て取れます。リファラル採用は、採用コストの削減や質の高い人材の安定採用などのメリットがあるため、関心が集まっているのだと考えられます。

また、就活ルールの廃止の話も出ています。2022年卒までは現状維持であるとされていますが、経団連に所属していない企業には関係がありません。これにより、就職活動が早期化しているとともに、選考方法も多様化しています。そのため、関心を集めているのだと考えられます。

新卒でどうやってリファラル採用を?

新卒採用において、リファラル採用を行う方法は大きくこの2つだと思います。

  • インターン参加者や内定者からの紹介
  • 優秀な社員が所属していたサークル・部活動・学生団体からの紹介

この2つに共通していることは、「優秀な人と関わりがある、その人が紹介する人も優秀である」ということだと思います。これは、理系の場合は似たようなことがすでに起こっています。そう、研究室と企業の繋がりです。僕の場合、所属している研究室に、有名企業の社員が教授に挨拶しに来ているのを見かけたことがあります。これと同じことがサークルなどの団体で、より頻繁に行われるようになると考えられます

新卒一括はなくなっていく

新卒採用なのに、コネがあるのを見て絶望した

といった意見を見かけたことがあります。確かに驚きますよね...。しかし、何もせずにそういった繋がりができるわけではありません。人を紹介することはそんな容易なことではありません。紹介した人の評価が自分の評価に繋がってしまう場合があるためです。だから、すでにコネや繋がりを持ってる人を僻んでも仕方ありません。ではどうするか。既存の枠組みの中で戦い続けるか、自ら動き出し、新たな流れに乗るかです。現在の環境でできる限りの努力をし、情報を先取りし、自分はどう動くべきかを考え、行動に移しましょう。今後の記事もその助けになればと思います。それでは。