つじもとのエンジニア新卒就職活動とその後

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【更新はいつ?】経団連のアンケートが色々ぶっちゃけてる件

こんばんは、つじもとです。今回は、経団連所属企業に対して1〜2年に一度行われるアンケート結果についてお話しようと思います。

経団連とは

以前の記事にも出てきましたが、改めて経団連とは何かについて説明させていただきます。

まず、経団連とは

「一般社会法人 日本経済団体連合会

のことを指します。なんだか強そうですが、なんのことかよく分からないですね...。

さらに詳しい説明を公式サイトから引用すると、

経団連は、日本の代表的な企業1,444社、製造業やサービス業等の主要な業種別全国団体109団体、地方別経済団体47団体などから構成されています(2020年4月1日現在)。 その使命は、総合経済団体として、企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与することにあります。

となっています。つまり、「経済において直面する課題に対して、主導的な立場を取る」という団体のようです。

所属企業

所属企業を全て挙げることはできないので、ここから企業一覧を見れるようにしてます。一度は見聞きした企業外資系企業の日本法人などが所属しています。

新卒採用に関するアンケート調査結果

先ほどの説明から、経団連には大手主要企業が多く所属していることが明らかだったと思います。そんな経団連も一定期間内に調査結果などを公表しています。その中には、

「新卒採用に関するアンケート調査結果」

というものがありました。これは参考になりそうですね!

では、現時点(2020/8/31)で最新版である「2018年度新卒採用に関するアンケート調査結果」を見ていこうと思います。

選考にあたって特に重視する点

選考で企業がどこを見ているかについて、別媒体でのアンケートを参考にしたこともありますが、こちらでも取り扱っていました。

satoru-tsujimoto.hatenablog.com

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経団連調べ

たびたび

就活で資格は評価されるぞ!

なんていう人がいます。しかし、過去のアンケートも見ると、保有資格を評価する回答者は1%前後のため、その他に吸収されました。

資格は特に評価に関係しないことがデータから見て取れますね。

資格保有前提の場合、募集要項などに記載されているはずですので、ないからといって悲観することはありません。むしろ他の項目の方が評価されます。

企業が真に評価する点

先ほどのグラフから上位の項目は、

  • コミュニケーション能力
  • 主体性
  • チャレンジ精神
  • 協調性
  • 誠実性

となっています。これは偶然かというとそうでもなく、約20年間ほとんど変わっていません。

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経団連調べ

時代や経済状況など、あらゆる面で変化があったにも関わらず、評価で重視する点は変わっていません

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と思うこともありますが、それだけ仕事をする上で求められる能力は共通しているということでもあります。それもそのはずで、5つの評価点は言い換えれば「主体的かつ他人とのやりとり・意思疎通ができる」ということです。

実は見られてる学業成績

先ほどのアンケートや例年のアンケートでも、4%前後である「履修履歴・学業成績」なのですが、経団連のアンケートには「面接時における履修履歴の取り扱い」という項目があります。結果はこうなっています。

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経団連調べ

他の年度のアンケートも確認しましたが、例年60%〜68%の割合で学業成績などを「かなり重視した」「やや重視した」と回答しています。重視する点で上位には入ってこなくても、見ているということが伺えます

これにより、自身の学業成績の結果次第では「学生時代に打ち込んだこと」「自身の長所」に矛盾が生じる可能性があります。

例えば、成績が芳しくないにも関わらず、「私の長所は物事にコツコツ取り組めるところです。」と回答するとします。その場合、面接官はこう考える可能性があります。「成績が著しくないのだから、コツコツ取り組めていないのでは?」と。このように、矛盾が発生するという可能性があります。

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最悪こんなことに?

総じて評価していることって?

ここまで経団連のアンケートを見てきましたが、色々な情報が載っていましたね。しかし、結局企業がどういった学生を評価するのでしょうか。

簡単に言えば、

学生がどれだけ学業面も含めて大学生活を充実させ、主体的に複数人で何かに打ち込んでいたか

ということだと思います。別に特別なことや派手なことはしていなくてもいいのです。学生時代に成し遂げられることにも限度がありますので。それよりも、その過程での苦労や経験学びを見ています。そこから、「企業に入った後のあなたの姿」を想像し、企業に合っているか、必要であるかを考えます。

だから、大学生の間に「何かに人ともに打ち込んだ」経験をし、大学生活を充実させて欲しいです。また、新型コロナウイルスにより何かをするのが少し難しい時期ではあります。しかし、ここでリモートで何かを行なったという経験はテレワーク導入企業にとって、テレワーク時での働き方を想像する材料となります。(僕の場合、プラス材料となりました。) こういった時でもぜひ、良い大学生活を送ってください。

おまけ

経団連の新卒採用に関するアンケート調査結果は、1〜2年に1回アンケートをとっています。去年(2019年)はアンケートを実施していないようなので、2020年の11月に調査結果が公表されることを願いたいですね。