2年生でメーカー系SIerの5daysインターンに参加した男の話
こんばんは、つじもとです。今回は、5日間の無給インターンに2年で参加した際の話をしようと思います。深すぎるところは触れられませんが、話せる範囲でお話しします。
どんな企業を受けたのか
2年生の夏には就職活動を始めており、このころはSIerを中心に企業を見ていました。色々見る中で、複数日のインターンに参加したいと考えるようになりました。そこで探してみたところ、学年不問の無給インターンシップを見つけました。企業の分類としては、メーカー系SIer企業となります。
メーカー系SIerとは
SIer(システムインテグレータ)には、大きく3種類あります。
- メーカー系
- ユーザー系
- 独立系
この中のメーカー系が今回の参加企業になります。それぞれに特徴はありますが、ここで簡単にメーカー系SIerについて説明しようと思います。
メーカー系SIerとは、コンピュータやハードウェアを扱うメーカーの情報部門やソフトウェア開発部門などが独立した会社のことを指します。そのため、仕事内容は、自社の営業でとってきたものもありますが、元々の会社である親会社から業務が与えられるということが多いです。企業にもよりますが、メーカー系の場合、親会社からの売上高が大半を占めます。
親会社から業務が与えられるということで安定しているとも言えますが、親会社の影響を大きく受けます。親会社の経営が悪化すれば共倒れする可能性があるということですね。
選考フローと待遇
僕が受けた企業の選考フローについてですが、実にシンプルなものでした。
- ESをリクナビから提出
- 後日結果が来て、参加が決定する
こんだけです。
びっくりするほどシンプルですね。さらにびっくりなことに、特にガクチカに書けることなんてなかったですが、書類選考を突破しました。(確かバイトのことを書いた)
待遇についてですが、こんな感じでした。
- 宿泊費支給 (上限あり)
- 交通費全額支給
関西圏在住の僕からすれば、インターン後に東京観光できるというメリットもあったので、参加することにしました。
研修内容
このインターンでは、プロジェクトシミュレーションとして、与えられたプロジェクトの概要に対してチームで解決策を考え、それを紹介するホームページを作成せよというものでした。
また、ホームページ作成における制約事項として、
- 1ページ以上/人
- 入力フォームを2つ以上盛り込む
- 各ページのレイアウトは統一したものにすること
が与えられました。
つまり、今回の場合はHTMLとCSSを主に使うため、技術的な要素はあまり求められていません。
そりゃESに特定技術・プログラミング言語の使用経験などを書く欄なかったですからね...。
ゴリゴリにコードを書いたりするインターンや新卒採用(技術職)では、プログラミング言語の使用経験が聞かれるので、覚えておきましょう。
研修の流れ
5日間で以下のことを行なっていきました。
- HTMLとCSS入門
- テーマ設定
- プロジェクト計画の決定
- ホームページの設計、仕様書の作成
- ホームページの製作
- ホームページの動作確認
- 最終発表のプレゼン作成
3と4は特に説明についても詳しくありました。開発する上で、これを疎かにするとあとでその修正に時間を費やす可能性があるからです。
研修中の様子
企業・業界についての説明とHTMLの講義が終わると、ここからプロジェクトシミュレーションの始まりです。
1日目
チームに分かれて与えられた概要に沿うように、テーマの決定を行なっていきます。
どの班も積極的に意見交換や議論を行なっていました。また、ここまではすべての班が予定表通りに計画を進めているので、若干の余裕も感じられました。
2日目
一部の班では計画とのズレが生じ始めます。各班に与えられたホワイトボードに書かれたTodoリストもちゃんと機能させられていなかったように思います。
僕の参加した班はどうだったかって?
3日目
もう予定とか計画は過去のものになってます。それだけですね。
4日目
4日目にもなると…
どの班も完成させるために必死になってます。設計で色々考えすぎて果たしてどこまで実装してそれを動作確認しどこの班もパソコンの前でひたすら作業してます。1日目の光景が嘘のように、会話が減っていました...。
まさに納期ギリギリのデスマーチ...
5日目
最終プレゼンがある5日目は、午前中にプレゼン資料を手分けして作成します。クリアできてない項目があればこのときも同時並行でやってます。
僕の班は当然同時並行でしたよ。
そして、なんとか最終プレゼンまでに形にしました。プレゼンの形式は、
- プレゼン資料の発表
- 作成ホームページの機能説明・デモ
- 質疑応答
でした。考えたテーマについては、企業の性質や特徴をどれだけ捉えているか、論理的であるか、実現可能かを見ていたと思います。
その後は社員さんとの個人面談を行い、フィードバックをいただいて終了です。長い戦いが終わりました。数日間によるインターンだとこういったフィードバックが具体的で様々な面を見た上での評価になるのでとても参考になりました。2年生だろうと、そのことには一切考慮せずに見ていただいていたなと感じました。
5日間で学んだこと・経験
SIerという職種とその業界に関する知識、システム開発における工程について知ることができました。インターン期間が長くないので、少しの時間も無駄に出来ないです。その中でどのようにするのかを考えることが多かったです。
結局あのときの経験やその後の考えから
エンジニアとして技術職で働くことを決めました
下の記事での途中で選考に進まなかったのもそのためです。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
(2020/9/2更新 載せ忘れてました。すみません...)
終わりに
今回は5日間の無給インターンに2年で参加した際の話をしました。参加したことがない人にもどういった様子であったかが少しでも伝われば幸いだと思います。夏インターンで悔しい思いをした人もまだ冬インターンがあります。自分がどうしたいのかを考え、反省点を克服し、就職活動をより良いものにしてください。