つじもとのエンジニア新卒就職活動とその後

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【就活後の独り言】人生の分岐点で「努力」できない人の思考回路

こんばんは、つじもとです。現在指導している学生を見たりしていて思ったことを書いてます。一個人のただの意見と聞き流していただいても構いません。

就職活動への意識の変化

今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、21卒の就職活動に遅れが出ており、結果も2極化しているように感じます。

企業の広報解禁前に行動していた人はES対策やWebテスト、面接対策がすでに済ませていたり、中長期インターンに参加していたりなどし、早期に内定・内々定を勝ち取っていました。そのため、緊急事態宣言による影響を一切受けない、あるいは選考に遅れは出たものの、内定・内々定を勝ち取ったという風に、大きな影響を受けていません。

しかし、広報解禁まで就職活動をしていなかった人は、3月から合同説明会が相次いで中止となり、リアルでの情報を得づらくなるなど、大きな影響が出ています。

内定率は公開情報次第ですが、9月時点で80%程度と、去年度と比べて低下しています。特に文系は去年度より10%ほど低下しています。

このような景気による変動を身を持って知った22卒は、例年に比べ、就職活動への意識が高いように感じます。

以前も挙げたこのデータがそれを裏付けているように感じます。

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マイナビ調べ

また、TwitterなどのSNSを用いて、すでに情報収集を始めている方も見受けられます。というかたくさんいます。

SNSで発信される情報(特に攻略情報系)は、個人の主観や能力差などを考慮していない情報もあるため、玉石混交ではありますが、参考になる情報もあります。これらの情報を参考に、早期の段階からできる対策を進めていっています。

さらに、景気変動の危険性から「安定志向」への就職を望む学生も増加していますが、大手企業の採用倍率は相変わらず高いものとなっているので、その競争の準備を進めていたりします。

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このように、就職活動への意識は高いものとなっています。

それでも動かないもの・動けないもの

しかし、それとは裏腹に未だに就職活動を始めていない人や何もしていない人はいます。今見ている学生の中にもいて、正直扱いに困っている点があります。中には、すでに募集を締め切っている企業への就職を望む21卒の方がいて、驚きました。

その企業は基本的に春夏採用で採りきってるよ...

日本において、

新卒採用というのは大きな人生の分岐点

と言えるでしょう。通年採用をしている企業もありますが、まだ少数で、基本的には新卒一括採用が一般的です。例外もありますし、以前よりは緩和されているように感じますが、日本ではファーストキャリアの失敗を巻き返しにくくなっています。

また、今は「個人の時代」と言われています。自身の将来を真剣に考えていたり、やりたいことに全力で取り組んで、自分で金を稼いでいくなら好きにすればいいと思います。しかし、それは簡単な話ではありません。個人事業主となる訳ですからね。これほど「自己責任」な仕事はあるのかというくらいです。

そのため、一般的には新卒で企業に就職することになるので、就職活動はやはり人生の分岐点と言えるでしょう。

これを前にして、動かない人・動けない人がいます。

原因はなにか

個人的にそういった人を見ていて共通している点や思考回路は以下のようになっていると感じます。

  • 周りの環境
  • 想像力・危機感が機能不全
  • 受動的

それぞれについて説明していこうと思います。

周りの環境

類は友を呼ぶ

という言葉があるように、人間は似たような人で集まる傾向にあります。そのため、世間で非常識と言われていることも、常識と捉えてしまいます。一種の洗脳のようなものですね。

「周りは何もしてないし、大丈夫だろう」

と考えてしまいます。何もしてないのは自分と周りだけで、外に目を向ければ何かしら活動しています。この洗脳を解けるのは危機感ぐらいですかね。

想像力・危機感が機能不全

今は多くの人がスマートフォンを持っているので、インターネットやSNSを用いて情報を集めたりできます。しかし、情報は入ってきても、それを受け止めなければ右から左へ抜けていきます。

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右から来たものを 左へ受け流す~♪

もし、自分に関係のある情報だと判断したのなら、少しは情報を留めておけるでしょう。しかし、その情報が自分に関係があると想像できなければ抜けていきます。

つまり、想像力が関係していると思います。

また、就職活動などのいずれ訪れるであろう分岐点についての情報を受け止められないことについては、

危機感が関係していると思います。例えば、22卒の場合、21卒の内定率の低下や一部業界の採用停止などのニュースを見ていると、よっぽど優秀な学生か何かに打ち込んでいる学生以外は危機感を感じるはずです。

「自分は大丈夫なのだろうか」

と。実際には、22卒は21卒並以上に採用すると回答している企業が6割以上存在するため、危惧するほど悪化することはない可能性があります。しかし、そう判断できるのは、それを裏付けるデータを調べたからであって、調べた動機もある意味危機感によるものです。

危機感を抱かない人はこうしたことも調べるはずがありませんし、根拠もなく、

「自分なら大丈夫だろ」

と考えています。こうした想像力・危機感の機能不全が分岐点で動けない人の共通点だと考えています。

受動的

受動的とはつまり、

何かをしてもらって当たり前、与えられて当たり前

という考え方になります。

「こんなこと教えてもらったことがない」

と怒る人に出会ったことがある人なら少しわかるかもしれませんが、彼らは自分から情報を調べません。今はインターネットも普及し、スマホを使えば基本的に何でも調べられます。にもかかわらず、上のようなことを言う人がいます。

あなたのスマホは飾りですか?

と言いたくなります。

就職活動についても同様で、多くの情報が公表されています。大手企業の選考に通過したESが匿名で公開しているサイトもあるくらいです。就職活動の始め方も調べればいくらでも出てきます。また、これも個人の能力などによって異なるので、それを踏まえての情報の取捨選択が求められます。

「就活のやり方が分からないからやってない」

という言葉を聞いたときは呆れましたね。インスタやLINE見る前に調べてくれ。

まとめ

3点を挙げて人生の分岐点で「努力」できない人の共通点や思考回路を説明しましたが、一言でまとめると

出来事を他人事と捉えている

ということだと思います。

そうして、人生の分岐点を回避してきた結果を自己責任と言わず、何と言うのでしょう。

どうか、その傾向がある人は直していただきたいと思います。

おまけ

別の記事でもお伝えしましたが、10月から諸事情により、不定期での更新となります。もし、今後も読みたい方は、読者登録していただけるとありがたいです。筆者が喜びのあまり、腹筋します。それでは。