【就活後の独り言】内定式がオンラインになりました
こんばんは、つじもとです。今回はただの独り言です。
内定式
だいぶ前に連絡は来ていて、特定されないために時期はずらしていたんですが、
内定式がオンラインになりました...
さすがに第二波がマシになったとはいえ、ワクチンがあるわけではないですからね。
本社でクラスター発生は洒落にならないですから仕方ないことですね。
どういう風にやるんだろう
こうなってくると内定式はどのように行うのかが気になるところになります。
友人の話では、他社の内々定会を500人ほどで同時に行おうとして、収集がつかなくなったそうです。流石に温厚な友人もアンケートに軽く文句を書いたようです。
そんなに酷かったのかな
大人数での内定式はやり方を工夫しないと絶対にグダグダになりそうですね。
前例の少ない取り組みはどうなるか
去年の今頃は新型コロナウイルスなどどこ吹く風でしたので、今年が初めてのオンライン内定式となります。
ここをどうするのか、楽しみにしようと思います。
謝罪
今回、全く内容なくてすみません。
文字数も普段の3割以下と少ないです。次回以降は頑張りますので、よろしくお願いします。
【超個人的】行動力を身に付けたきっかけ
こんばんは、つじもとです。今回は、引っ込み思案だった僕が行動力を身に付けたきっかけについてお話ししようと思います。
なぜこの話をするのか
まず、この話をする理由について簡単にお話しします。
以前から、就職活動で企業が重視している点を紹介してきたと思います。その中に、主体性やチャレンジ精神があります。これらを言い換えるならば、
「積極的に物事に取り組む・行動する」
ということになります。そのため、行動力を身に付けていることは就職活動でも役に立つためです。
どうやって身に付けたのか
少し行動力の必要性が分かったと思います。では、どうやって僕が行動力を身に付けたのか。それは、
「アクティブ」なオタクになる
ことです。
何を言ってるのか分からないと思うので、ちゃんと説明します。
「アクティブ」なオタクとは
まず、オタクという言葉の定義についてです。
ここでいうオタクはアニオタやドルオタだけでなく、海外旅行やサイクリング、キャンプなど、熱中している趣味を持つ人のことを指します。
何かしらの趣味を持っている人は多いと思います。しかし、行動力を身につけるには、「アクティブ」である必要があります。
では、ここでいう「アクティブ」とはどのような行為のことを指すのか。個人的にこのような行為だと考えています。
- イベントやライブなどに参加する
- 創作活動・情報発信を行う
- 特定の人物のみでなく、他人と積極的に交流する (リアル・ネット問わず)
ただ受動的に情報を得たり、コンテンツを消費しているだけでは行動力は身につきません。好きなものをより楽しむために、「アクティブ」な行動をすることで、最終的に行動力を身につけることになると考えています。
個人的な行動力を身に付けた過程
ここで、具体例を出そうと思います。といっても僕個人の話などで人により差はあると思います。
ステップ1 趣味を見つける
大した趣味を大学入学まで持っていませんでしたが、大学入学後にとある趣味を持つことになりました。ずっと見聞きしていたけど、興味がないと思って見向きもしていなかったものでした。
「この遅れは取り戻さなければ!!」
そう決心し、趣味へと傾倒していくのでした。
ステップ2 ライブへの参加を決意
そうして、数ヶ月が経過し、人生で一度も行ったことのないライブに興味を抱きました。開催地域は一度も行ったことのない地域。未知の領域と言えるでしょう。
分からないことだらけですし、金もかかります。周りに同趣味を持つ友人もいなかったため、1人で行く事になります。不安なことは多くあります。しかし、そんな不安よりも、
「やっぱりライブに参加したい!! そのためにどこにでも行ってやら!!!」
という熱意があったので、ライブに参加することを決めました。
ステップ3 ライブ参加後の心境の変化
こうして、ライブに参加することになりました。初めてのライブ参加。映像で見ていたものとどれだけ違うのかワクワクしていました。
しかし、前日に体調を崩してしまいます。
無茶は禁物かとも考えましたが、ここまで準備して引くわけにはいきません。体をごまかし、現地へと向かいました。
現地に着くと、普段は見ることのない景色が広がっていました。1人で全く知らない土地へ。
体調不良はかなり軽減してました。アドレナリンが分泌されていたんですかね。そして、ライブ会場へ。
そこには、映像でしか見たことのない光景が目の前に広がっていました。
めちゃくちゃよかったですね
久々に泣きました
結局、参加を決める前の心配事なんてどっかに行ってしまい、すごく楽しい思い出を作ることができました。
こうした経験で気づいたことがありました。
「やらない後悔よりやる後悔だな」
っと。この心境の変化が大きかったですね。
ステップ4 他分野での行動力の発揮
こうして、初のライブ参加は思い出に残るものとなり、心境の変化もありました。
心境の変化は行動にも変化をもたらし、何かする前に考えすぎず、やってみようと思うようになり、そのために行動するようになりました。やらずに後悔はしたくないと思ったので。
それから、積極的に人と関わるようになり、ほとんどやったことないけど、グループのリーダーに立候補したり、何かを待つのではなく、自分から掴んでいくようになりました。
気がついたら、大学生時代の間に多くの能力を身につけるきっかけになっていました。その一番最初が行動力であり、そのきっかけは趣味のライブ参加でした。
まとめ
長々と僕の場合の例を書いていました。結局、行動力を身に付けた手順は
- 好きなものを見つけ
- それをより楽しむために「アクティブ」なことをし
- そこから得た経験を生かし、他分野でも「アクティブ」に行動し
- 気がついたら行動力を身に付けた
となります。
行動する前は誰しも不安を抱くものです。しかし、やらずで終わってしまうことの方が後悔することがあります。
だからこそ、一歩踏み出してみようとしてください。自分の好きなものに対してなら、一歩を踏み出しやすいと思います。
そのときの経験がさらに一歩踏み出すきっかけになります。
少しでも引っ込み思案なところを変えたい、色々行動できるようになりたいと考えている人はぜひ試してみてください。それでは。
おまけ
就活で重要視される項目を載せてる記事がこちらです。就活生の方はぜひ確認してください。
就活支援サービス「intee」の逆求人イベントに参加した際の個人的感想
こんばんは、つじもとです。今回は3年生の際に利用していた就活支援サービス「intee」の逆求人イベントに参加した感想についてお話ししようと思います。
逆求人とは
一般的な新卒の就職活動は、企業のホームページなどから、特定の職種に応募するという形になると思います。
つまり、
企業←就活生
となります。
しかし、近年では就職活動のやり方は多様化していっています。その中に、逆求人と呼ばれているものがあります。
これは、企業が就活生のプロフィールを確認し、
「ぜひ話がしたい」
「新卒選考・インターンに参加してほしい」
と思う就活生に対して、「オファー」という形で企業側からアピールするというものになります。
つまり、
企業→就活生
になります。
質はピンキリ
最近では、逆求人サイトと呼ばれるものが増えてきていますが、そのオファーの質はサイトにより大きく異なります。
中には、大学名だけを見て、就活生の希望業界・職種そっちのけでとりあえずオファーを出してくるというものもあります。
受け取る側としては迷惑ですね
企業側からすると、「優秀」な学生に少しでも興味を持ってもらいたいのだと考えていると思うので、面と向かって言うことはしません。
使った逆求人イベント
このように質はピンキリということなので、自分が参加していたものについて話そうと思います。
それがinteeになります。
inteeについてはこちらの公式ページからご確認ください。
見るのが面倒な人向けにどんなものか説明すると、
「選考に通過すれば、メンターがついて10万円以上のプログラミング教材が無料で使えるようになる代わりに、複数回のイベントの参加が強要される」
というものになります。
ちなみにコースはビジネス職・エンジニア職があり、選考通過率はエンジニア職で16%くらいだそうです。
僕の場合、経験が浅いこともあったので、選考を突破できたのは学歴の力を借りたところもありそうです。
逆求人参加企業
上で述べたイベントには3種類ほどあるのですが、ここでは逆求人イベントについてのみ触れます。
参加企業についてですが、ベンチャー系が多いです。
- サイバーエージェント
- Sansan
- freee
- アトラエ etc
逆求人イベントは複数回あるため、すべての回にこれらの企業が参加しているわけではないので、ご了承ください。また、ごく稀にシークレットゲストで大企業が紛れるそうです。シークレットなので、企業名は絶対言えませんが、それだけ注目されているとも言えますね。
当日の流れ
正直うろ覚えではありますが、簡単な流れを載せておきます。
- イベント主催企業の挨拶
- イベント参加企業の自社紹介
- 興味のある学生への名刺渡し
- 昼食休憩
- 企業との面談 (25分 × 8ターム)
こんな感じになります。ここで太字部分について、僕自身の感想も含めてお話ししようと思います。参加企業については事前に知ることができないので、イベント参加企業の自社紹介の間などに頑張って調べましょう笑
(ちなみに、服装自由で場所は東京です。参加することがあれば参考になればと思い、書いておきます)
3.興味のある学生への名刺渡し
会場に着くと、自分の座席と机、ネームプレートが用意されています。また、事前に参加企業側に学生の
- プロフィール
- 打ち込んだこと
- スキル
- 自身のビジョン など
が共有されています。そのため、事前に品定めをしており、興味のある学生に名刺を渡しにきます。このときに、特に興味のある学生には昼食の誘いがあります。
めちゃくちゃ心臓に悪い時間です
この形式のイベントには2回参加したのですが、各回5〜10枚の名刺をいただき、一度昼食の誘いをいただきました。誘いがなかったときは、たまたま知り合いが参加していたので、友人と近況報告を兼ねて昼食に行きました。知り合いがいて助かりました。
4. 昼食休憩
昼食休憩では、企業から昼食のお誘いがある場合、企業の方々と近所で昼食をとることになります。この際、昼食代は向こう側が持ってくれます。昼食に呼ばれるということは、企業側はかなり興味を持たれています。そのため、
面談の前にめちゃくちゃアピールしてきます。
また、企業側は食事に誘った学生に対して、面談の希望を出していると思うので、さらに面談も行うことになるでしょう。その企業について深く知ることができます。
複数企業からお誘いがあることもありますし、誘いがないこともあります。そのとき次第ですので、誘いがあったらよっぽど興味のない企業でなければ誘いに乗るといいでしょう。
5.企業との面談
全部で8タームあるのですが、全てが埋まるとは限りません。企業数や側の担当者数、学生の「魅力」によって変わってきます。そのため、最後のタームまで待つことなく、全ての面談が終わることがあります。その場合は、終わった時点で帰ることになります。(知り合いを待つことやメンターと話すことなどは可能)
後のタームまで残っている学生ほど、企業にとって「魅力的」な学生であると言えるでしょう。
昼食休憩後に閲覧できるようになる自分のスケジュールにドッキドキです。
そして、自身のスケジュールを確認後、8タームにおよぶ面談の開始です。
面談の流れですが、 事前作成した自己紹介スライドの発表を行った後は自由です。
聞きたいことは聞けますし、容赦無く企業側からも質問が飛んできます。その中でお互いの吟味を行うことになります。
かなり対等な立場の状態での面談だと個人的に思います。
また、空きタームができてしまっても油断はできません。
こんな感じで周りには他学生や企業の担当者がいます。自分の態度は周りに見られています。
密ですなんて言葉が飛んできそうですが、2019年の話ですので関係ないです。
空きタームができたとしても、のんびり休んではいられません。
全ターム終了後
自分の面談が全て終わって、アンケートに回答すると終了になります。終わった人から解散になるので、帰る時間は人によりばらつきが出ます。先ほども述べたように、「魅力的」な学生ほど後半まで残っていることになります。
僕の場合は、参加した2回とも知り合いがいたので、彼らとお互いの成果や近況報告、今後の展望を話したりしていました。なんだかんだ知り合いがいたのはありがたかったですね。
後日、面談をした各企業からフィードバックが届きます。コメントなども記載されているので参考にしてみてください。
感想
めちゃくちゃ疲れました
寿命ちょっと削りましたね
でも学びもあり、出会いもあり、楽しかったです
自分の興味のない企業と面談するのは苦痛という人もいますが、それぞれの企業の価値観を知れるということで僕自身はそれはそれで楽しんでましたね。
その後
その後なんですが、昼食に誘っていただいた企業からインターンのお誘いがありました。しかし、住んでいる地域の関係上、すぐにはインターンに参加できない状況でしたので、「タイミングが合えば」ということに話はまとまりました。
それ以降は、東京を訪れた際には事前にアポ取って立ち寄ったりしてました。このように、企業との関係を継続させることは可能です。そのままインターンに参加する人もいたようです。
結局、内定をいただいた企業は全く関係のない企業にはなりましたが、ああして様々な価値観を持つ多くの社会人の方々と話をできた経験は良いものだったと思います。
今はどうなっているか
2020年4月時点にお聞きした際は、オンラインで対応しているとのことでした。意外とオンラインでもできそうだなとは個人的に思います。
まとめ
どういったものか、少しでも分かっていただけたのなら幸いです。今の就職活動はどんどん多様化しています。ぜひ活用して自分自身のキャリア形成に役立ててほしいです。
あと、ちょいちょい出てきた知り合いの1人は以前も記事にしてるので、よければこちらも読んでください。この記事で身バレしないよな...。それでは。
【就活後の独り言】インターンのグループの人たちは元気にしているだろうか
こんばんは、つじもとです。21卒の内定率が複数媒体で公開されているのを見ると、また1ヶ月経ったのかと思ってしまいます。今回は、2年生のときに参加した際のインターンの話の補足をしようと思います。ちなみに何のためにもならないようなことです。好き勝手なこと書いてますので、ご了承ください。
どんな企業でインターンを
今回の話の舞台は以前も記事にしたとあるメーカー系SIerのインターンです。インターンの内容は以下の記事を読んでいただけるとありがたいです。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
インターンの内容には触れてはいますが、メンバーの話などはしていないので、ちょっとここで書こうと思います。
グループメンバーの経歴
当時の僕は2年生でしたが、他のメンバーは全員3年生でした。まあ、2年生がいるのが異常なんですけどね(笑)
僕を含め、全員が理系のだったと思います。当然男のみです。大学については詳しくは覚えていませんでしたが、中堅以上の私立大学・国立大学の方々だったと思います。ちなみに、全員住んでる地域が違いました。北は東北、南は九州といった感じでした。
グループメンバーの雰囲気
当時、意識他界系(誤字じゃないです)だった僕は、学年が上の人しかいないこの状況で、リーダーに立候補しました。愚か者ですね。
そんな僕の立候補を快く受け入れくれました。
いい人たちだったと思います。けど、自分も逆の立場でも同じことをするかもしれないですね。たとえ足りないところがあっても、こっちでカバーしてやろうってぐらいの気持ちでいると思います。
それぞれが思慮深く、積極性は少し欠けますが、穏やかな人たちだったと思います。
インターン中のグループの様子
これは上の記事でも書いてますが、最初は余裕がありましたが、後半になると時間との戦いとなっていました。
後半になると僕はリーダーとしての役割を果たせていなかったと思います。
自分の担当作業が思うように進まず、他の進捗の確認や指示などができていなかったと思います。そんな中、彼らは自分たちで動いてくれていました。おかげで、なんとか締め切りまでに完成できました。
インターン終了後
インターン終了後はグループのメンバーで飲みに行きました。
それぞれの今後の話や勉強している内容の話、くだらない話など、色々な話をしました。
その後、野郎だけで写真を撮りました。この前写真フォルダから見つけましたが、懐かしいと思いましたね。それを振り返ってる暇も余裕もなかったですから。
その後
インターン終了後から少しは連絡を取ることはありましたが、結局あれからまた会うようなことはなかったですね。せっかく先輩たちと関わりができたのに、なぜ連絡を途切れさせたのかと思う人もいるかもしれません。
僕が連絡しなかったのは、志望職種に変化があり、そのための経験・自己研鑽に時間を充てていたためです。
大学生らしいこととかあまりせず、色々なものを捨てて今に至るわけです。
彼らの今は
そのまま留年せずに過ごしているならば、彼らは社会人1年目か大学院1年生となっています。すでに就職しているのなら、今後の就職活動の影響を受けることはないです。
しかし、もし大学院1年ならば22卒となるわけなので、「売り手市場」から大きく変化した現在の状況の中、就職活動をすることになります。
理系は文系に比べて影響は少ないですが、それでも内定率に影響は出ています。
当然、内定をいただいたからといって、油断するわけにもいかず、僕自身も今後のことを見据えて自己研鑽しなければなりません。ただ、それでも自分と関わりのあった人のその後が気になってしまいますね。
あれから2年
もうあれから2年が経ってしまいました。少し余裕ができ、ふと過去のことを振り返ってしまうことが増えたこともあり、こんなのを書きました。
もうほとんど他人なんですけどね...
今後も就活関連のことを書いたり、書かなかったりすると思います。気軽に楽しんでいただけたらと思います。それでは。
【違いは知ってる?】内定と内々定って何が違うのか
こんばんは、つじもとです。もうすぐ10月となり、内々定をいただいている人は晴れて内定をいただくことになるでしょう。ところで、
内定と内々定
の違いについてはちゃんと理解していますか? 今回は簡単にですが、説明したいと思います。
内定とは
内定とは、企業から採用通知・内定通知などの書類を受け取り、企業に入社承諾書を提出することによって、入社意思を相互に意思確認をし、労働契約が成立した状態のことを言います。
経団連による「採用選考に関する指針」では「正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする」とされているので、多くの企業は10月に内定式を行います。その際に受け取る採用通知・内定通知には、いつから働き始めるかといった条件や、内定を取り消す場合の取消理由などが書かれており、学生がその内容をふまえて入社を承諾するという一連の手続きをもって内定となります。
ただ、「採用選考に関する指針」についてですが、2021年3月以降に卒業・修了予定の学生の就職・採用活動からは「採用選考に関する指針」を策定しない方針が示されたので、この指針はないのですが、何かしらのルールは必要ということから以下の日程の遵守を要請しています。
- 広報活動開始 :卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
- 採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
- 正式な内定日 :卒業・修了年度の 10 月1日以降
あくまで要請ですし、経団連に所属していない企業には関係のない話ですので、10月より前にこれらの手続きを行った場合は内定になります。10月になれば内定になるというものではありません。
内々定とは
内々定とは、上で述べた内定を出す約束のことを指します。そのため、書類でのやりとりをすることはあまりありません。電話やメールなどで知らされるというだけになります。
大きな違いは?
この二つの違いですが、労働契約が成立しているかどうかにあります。内定であれば、労働契約が成立していますが、内々定は労働契約が成立していません。
そのため、法的拘束力が生じないため、企業も学生も自由に内々定を取り消すことができます。
内々定でも安心できないじゃん...
と思う人もいると思いますが、正当な理由のない一方的な取り消しは企業のイメージを損なうことになるので、「内々定だから」といって企業が簡単に取り消すことはないです。
また、内々定取り消しについては判例が存在し、その際は企業側が負けています。しかし、ここでも「内々定では労働契約は成立しない」と判断されています。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
あまり有名な話じゃないと思います。これがもし大企業でしたら、大々的にニュースなどで取り扱われていたと思います。
このように、内々定であっても取り消される可能性が低い、ほとんどないことから内々定を内定のように扱うことがあります。
内定辞退はどうなのか
しかし、内定を承諾し、労働契約が成立していると、学生側にも法的拘束力が発生します。では、内定辞退は何の問題もないのかと疑問に思う人もいるかもしれません。これは民法により、労働者側から2週間前に申し出れば解約できると定められています。
そのため、内定を複数持つことも法律上の問題はありません。複数持つのはある意味就活生の権利ですので、有効に活用しましょう。しかし、内定を断る場合、社会人としてのマナーを守るようにしてください。
内定率は?
よくニュースや就活サイトに載っている内定率についてですが、これは基本的には「内々定 + 内定」者数で計算しています。これについては、それぞれ定義が異なる場合がありますが、大体こうです。
例えば、先日紹介したマイナビの「2021年卒 大学生 活動実態調査(8月)」内では、内々定率という言葉が使われていました。経団連に所属している企業は10月以降でないと内定を出せないため、内々定率という言葉が一番分かりやすいのかなと個人的に思います。
また、リクルートキャリアの場合、
「内定率」は内定・内々定を含む。政府の要請における正式な内定日は10月1日以降である
と明記されています。そのため、内定率は「内々定 + 内定」者数を用いて計算されていると考えて問題ないです。
内定取り消し
採用通知や内定通知に記載されることがほとんどですが、企業側が一定の条件下で内定(労働契約)を取り消すことを明示しています。条件はこういうもの一般的です。
- 内定者が単位取得不足などで学校を卒業できなかった場合
- 内定者が病気やケガなどの健康上の理由により働けない状態になった場合
- 内定者に犯罪行為があった場合
- 企業の業績悪化など経営上やむを得ない場合
企業によっては、個別に追加されている場合もあります。楽○の「入社までにTOEIC800点以上ない場合は内定取り消し」も採用通知や内定通知に記載されているならば問題ないことになります。
一番多いものは大学の卒業単位が足りず、卒業できないというケースが多いので、注意しましょう。また、リーマンショックや新型コロナウイルスによる業績悪化もやむを得ない場合となります。
終わりに
内々定と内定の違いは分かったでしょうか。どちらにせよ、内定・内々定をいただいたからといって、油断せずに自己研鑽を続けていって欲しいと思います。それでは。
【就活失敗談】パソコンの誤作動で回答が消えた男の話
こんばんは、つじもとです。今回は、パソコンを誤作動させてしまって、選考を落ちた話をします。
便利なあいつ
最近のノートパソコンにはついている思います。そう、トラックパッド。今回の諸悪の根元はこれになります。
ウィンドウを変えたり、ブラウザで前の画面に戻ったり(ブラウザバック)するのに使ったり、何かと便利ですね。
コーディングテスト中にそれは起きた
事件が起きたのは、3年生でインターン選考の応募を始めた頃でした。まだコーディングテストに慣れておらず、プログラムをそのまま指定サイトの記述欄に書いていました。簡単に言うと、
バックアップを取らずにプログラムを書いていました。
コーディングテストは大問が2〜3個のテストになりますので、サイトのページをまたぐのは問題が解き終わった時ぐらいになります。そこで起こってしまったんです。
左手がトラックパッドを撫でてしまって、ブラウザバックしてしまいました!
パッ...
・・・あれ?
目の前にはサイトのロード画面、急いで元のページに戻るも時すでに遅し。
制限時間は半分以上経過しているのに、コードは全消失していました...
終わった・・・
結局、この問題のテスト通過率は低く、モチベーションも下がったまま、他の問題を解き、落ちました。
プログラムのバックアップはしておけ
今回の失敗を防ぐ方法は簡単です。
プログラムのバックアップを自身のパソコンに随時残しておけばいいだけの話です。
時間も少ないですし、焦る気持ちからバックアップを残さず、プログラムを書いてしまうのはよくわかりますが、どんなトラブルに遭遇するか分かりません。
自身の実力を出しきてるようにすることも含めて実力だと思うので、トラブルにも対応できるようにしておいてください。
おまけ
途中で出てきた動画は簡単にですが、再現動画になります。パッと消えてしまうのでご注意ください。
【9/9更新】マイナビが21卒の8月時点の内々定率を公開しました
こんばんは、つじもとです。今回は、9/9にマイナビが公開した情報について紹介しようと思います。
参考資料
今回の参考資料は、いつもお馴染みのマイナビの新卒採用サポネットで公開された「マイナビ 2021年卒 大学生 活動実態調査(8月)」です。
いつもお世話になってます!
8月時点の内々定率
今回の記事の目玉でもある8月時点の21卒の内々定率がこの資料に記載されていました。(Twitterで先に言っちゃいましたが)
77.6%
反応に困る数値ですね。少しずつ見ていこうと思います。
まず、20卒と比べると5.0%減少となります。
この数値だけを見てしまうと、大幅な減少に焦る人もいるかもしれません。しかし、今年の場合、新型コロナウイルスの流行や緊急事態宣言により、1ヶ月近く採用活動に遅れが出ていると考えられます。
以前も記載しましたが、このデータが一番顕著じゃないかと思います。
このグラフの一番右が21卒の推移になります。
その中の4月1日現在の折れ線グラフと5月1日現在の折れ線グラフを見てください。
18卒から20卒はこの2つのグラフの間に20%以上の開きがありますが、21卒は15.5%となっています。また、6月1日現在の折れ線グラフにも伸びがありません。
このように、採用活動に遅れが出ていると見て取れます。
公務員試験の遅れもある
9/10にリクルートキャリアが公開した情報には、未内定者の志望進路の割合がグラフ化されているものがありました。
同資料に記載された内定者のうち、公務員が占める割合は5.3%に対し、公務員志望者の割合が15.3%となっています。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、試験が延期されてしまった結果、試験の合否が出ていない状態のために、内定率が低下しているのではないかとも考えられます。
いつの就活状況に似ている?
内々定率やその推移を見ると、21卒の就職状況は17年卒が一番近いのかなとグラフから思います。
17年卒の8月時点での内々定率は77.5%となっているので、今回の数値とほとんど同じですね。
2016年は就職活動解禁が8月であり、2017年から就職活動解禁が6月になりました。2015年卒以前は4月が解禁日でしたので、前例のない就職活動となっていました。そのため、ペースが鈍化であったと考えられます。
今回の内々定率は、「まあこのぐらいだろうな」というのが個人的な感想です。影響はありましたが、まだましだと思います。
ちなみに、2008年からの内定率の推移(ディスコ調べ)はこうなっています。リーマンショックが2008年9月の出来事ですので、新卒採用に影響が出たのは2年度先のようですね。23卒はどうなるでしょうか...
コロナ以前との比べて重要視するようになった点
他にもいくつかのデータがあります。僕が一番に注目したのが、「コロナ禍の就職活動を通して、就職活動を開始する前と比べて重要度が高くなった企業選びのポイントとして、最も当てはまるもの」になります。そのアンケート結果がこちらです。
安定している企業という項目がダントツですね。つまり、
「大手安定志向」
の流れになっているのかもしれません。大手安定志向などの話は以下の記事でしています。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
「歴史は繰り返す」なんて言いますし、就活生の判断力・自身のキャリアにおける考え方が試されると思います。
他にも
今回紹介した資料には、「上記のポイントの重要度が高くなった理由」・「【活動継続学生限定】秋以降の活動について企業に配慮してほしいことやお願いしたいこと」などの切実な就活生の意見が記載されています。ここでは、後半の回答についての答えを簡単にまとめてお伝えしようと思います。(全文見たい方は上のリンクからお願いします。)
- 未内々定者の意見
- 募集を締め切っているのに、募集中と記載するのをやめてほしい
- 採用取りやめを早い段階で知らせてほしい
- もっとオンラインでの説明会を行ってほしい、学生も質問できるように活用してほしい
- 職場の様子を見たい、実技などに対応してほしい
- 内々定を保有しながら就活継続
- レスポンスを早くしてほしい
- コロナで就活の進み具合めちゃくちゃだから聞いてこないでほしい
特に、募集を締め切っているのに募集中という記載、または求人を出しっぱなしにされるのは嫌ですね。とても共感します。
終わりに
ここまで簡単にですが、資料の内容を紹介しました。他にも様々な情報が載っているので、よければ読んでみてください。今後も就活についての公開情報から今後のことなどを話していけたらと思います。
就活生は今できる準備をし、いかなる状況にも対応できるようにしてください。就活が終わっている人・すでに社会人の方は、「新卒採用は今こうなってるんだ〜」ぐらいの気持ちで今後も見ていただければ幸いです。それでは。
【就活後の独り言】エンジニアを諦めた彼は今どうしてるだろうか
こんばんは、つじもとです。今回の記事は何の役にも立たないただの独り言です。僕の就職活動には、多くの出会いがありました。その中で印象に残ってる人のことを少し書こうと思います。すごくブログっぽい内容だと思います。
出会い
今回お話しする彼と出会ったきっかけは、3年生の時に参加したとある逆求人イベントです。イベント時は座席は全く違い、全然関わりはなかったのです。しかし、イベント後に10人近くで飲み会に行くことになりました。
全員分野はそれぞれですが、エンジニアでしたので色々な話をしたのを覚えています。今のインターン先でやっていることや今後どうしたいか、あの企業はああだ、こうだとか。
お話しする彼は実務の経験はなかったですが、終わらすのが面倒そうなプログラミング教材を一巡し、社交性や行動力を持った優秀な人物でした。大学で映像を撮ったりもしていたりとアグレッシブでもありました。その後、夏休みの間に海外にも留学したそうです。
すごいな〜
バイト先や家で夏休み中カタカタやってたインキャな僕とは大違いですね。
そんな優秀な彼ですが、このころから悩んでいたそうです。エンジニアとして進むかビジネスの道に進んでいくのかを。
再会
彼と次に出会ったのは、夏明けのイベントでした。このときは長時間話したわけではなかったです。留学を終えた後で、忙しそうにしているなという印象を受けました。このときに職種選択で悩んでいることを知りました。僕はエンジニアになると覚悟を決めていたので、アドバイスのようなことはできなかったですが、エンジニアの方では力になれるかもしれないと思ったので、
「なんか困ったら連絡してくれよな、お互い頑張ろう」
と言って、駅で分かれました。
まあこんなこと言って連絡来てもどこまで力になれたかも分からないですし、連絡来ることもなかったんですけどね。
3回目
最後に出会ったのは、3年の11月ごろのイベントでした。このとき、僕はある企業の冬インターンの選考で、技術面接まで進んでいました。実力がないなりに自分の進歩を感じていました。
イベント会場で彼に会った時に話をすると、彼に聞かれたことがあります。
「あの企業のインターン選考どうなってる?」
僕は、
「コーディングテスト突破して次に技術面接やわ」
と答えました。
「そうか...、すごいな。おれあかんかったわ」
「おれ、エンジニアは諦めることにしたんよ」
と彼は言いました。
僕らが受けた企業は、彼が以前から興味を持っていた教育とITを事業にもつ大企業でした。アクティブで、向上心が強く、優秀な人物が多い印象のある企業です。
興味のある企業のコーディングテストすら突破できない自身の実力に嫌気が差してしまったんでしょうか...。
イベント終了後も彼とは会話したのですが、あまり覚えていません。少し自分の中で思うことがあったんですかね...
あれから
あれから半年以上が経ってしまいました。連絡は今は取っていないです。近況は気になりますが、なんとなく聞きづらいところがあります。僕はエンジニアとして内定をいただいたので、自分から聞くのが憚られるのですかね...。しかし、
きっと彼は僕よりもすごい企業に内定を得ているか、起業するなり、自身の道を進んでいるでしょう。
そうであってほしいです。
まとめ
就職活動では様々な出会いがあります。今の時期は直接会うことはできないですが、オンラインで出会うことはあるでしょう。SNSでの出会いもあるでしょうし。
その出会いを大切にしてほしいですし、是非生かしていただきたいです。
また他に出会った人のことも書こうと思います。もう少ししたら連絡しようかな...。それでは。
【今後はどうなる?】2年生で合同説明会に参加した男の話
こんばんは、つじもとです。新型コロナウイルスの影響により、「もはやなくてもいいんじゃね?」と言われ始めている合同説明会に参加した際の内容や印象をお話ししたいと思います。
合同説明会とは
合同説明会という言葉はよく聞くけど、どういうものなのかよく分からない人のために、簡単に説明します。
企業や大学などが主催し、複数の企業が一会場に集まって合同で説明会を行うイベントになります。
開催規模は場合によりますが、リクナビなどが主催するものは、インテックス大阪や東京ビックサイトのような大型の展示場で行われます。
参加企業の業種は様々で、参加企業数も100を超えているものもありました。
写真などで詳しく様子を知りたい人は、以下のリンクを参照してください。
従来の合同説明会
しかし、先ほど挙げたような大規模な合同説明会は、現在(2020/9/3)では実施することができなくなっています。また、そんな今だからこそ合同説明会の形やあり方も変わってきています。そのため、従来型の合同説明会の様子になります。
参加した合同説明会の時期・規模
僕が参加した20卒向けの合同説明会の開催時期は7月上旬でした。規模は先ほども挙げたような100社以上の企業が参加する合同説明会でした。リクナビが開催しているものでしたからね。それにしても会場に着くと複雑な気分になりましたね。1ヶ月後にライブで行くはずの場所にスーツで参加しているんですから。
入場
参加するためには、事前にリクナビのサイト・アプリから登録する必要がありました。このとき、理系・文系の登録もあったと思います。これが何のことか分からなかったのですが、会場の入り口でその意味を知ります。理系と文系で会場に入る前の列が違いました。
理系に対して文系の列の圧倒的長さ...
理系は業種が専攻で絞られていたり、研究室からの推薦などで選考ルートが多様だったりするから、合同説明会の参加率が低いのかもしれませんね。
スマホを用いての参加確認
企業のブースで説明回を受けると、企業の担当者からリクナビが用意したと思われるカードを渡されます。そのカードにある番号で説明会を受けた企業を検索し、チェックを入れるというのをリクナビのサイト・アプリから行いました。
こうすることにより、合同説明会に参加した企業は「お気に入り」に追加され、後日連絡が届いたりしました。また、当日説明会受けた企業数に応じて、リクナビからプレゼントがもらえるという企画があったので、その企業数を確認するための仕組みとなっていました。
全体の雰囲気
これは個人の意見ですので、あくまで参考にまで。まだ6月で対象が3年生向けのものなので、暗い雰囲気な学生はいませんでしたね。何より、
まだ売り手市場でしたからね...
21卒の合同説明会は市場業界や企業の関係上、参加しなかったので様子が分からないですね。ただ、夏の合同説明会(2019年6~8月ごろ)はおそらく20卒のものと同様、暗い雰囲気や緊張感があるような雰囲気ではなかったと思います。
企業側は自社のアピールのために必死でしたね。通りかかるたびに、声かけられるということも何度もありました。志望業界以外のは断らせていただきました。
しかし、あまりの押しに負けてブースで説明を聞いた挙句、1dayインターンに二つ返事で参加を回答してしまうこともありました。それについては、以下の記事を読んでください。
合同説明会のメリット・デメリット
メリットやデメリットは散々言われていると思いますが、改めて挙げておこうと思います。
メリット
参加するメリットは以下の通りです。
- 数多くの企業を回れる
- 数多くの企業が参加している
- 参加者が多い
- 聞きにくいことも質問しやすい
「聞きにくいことを質問しやすい」を少し説明します。企業説明会の場合、自身の情報が企業側にあるため、質問内容や態度などが後の不利材料になる危険性があります。しかし、合同説明会の場合、企業側に参加学生の情報はないです。また、参加者が多いので、個人を特定されるリスクが少ないです。そのため、普段であれば「聞きにくいことも質問しやすい」となります。しかし、当然ですが、社会人と接するので、マナーや礼儀は守ってください。
デメリット
参加するデメリットは以下の通りです。
- 詳しい情報が得られない
- めちゃくちゃ疲れる
- 目的を決めておかないと何をしていいか分からない
企業の説明会と比べて、合同説明会の説明はかなり短くなっているので、詳しいところまで情報が得られないことがあります。また、合同説明会は多くの企業が参加していますが、目的を持たずに行くと、何をしていいか分からなくなります。事前に知りたい業界やそのブースの位置は把握しておきましょう。
誰が参加すべき
合同説明会については、
「合同説明会って行く意味あるの?」
という意見があります。これについてですが、持論を申し上げると、
「志望業界や職種が決まってるやつは行かなくてもいい」
「就活何もしてないやつや志望業界が決まってないやつは行け」
となります。すでに方向性が決まっているのなら、さらに企業を比較するなり、別の対策を進めるなりする方がいいと思います。しかし、自身の方向性が決まっていないのなら、あれこれ余計なことを考えずに行きましょう。何が自分のきっかけになるかなんて分かりませんから、ごちゃごちゃ言う前に行きましょう。
合同説明会離れの根拠
冒頭でも触れた合同説明会離れですが、今回のことで多くの企業がWebセミナーという形で企業説明会を開催しました。思いの外、学生側・企業側ともにうまくいったように感じているため、合同説明会の必要性がないんじゃないかと考えられています。
企業のWebセミナーの満足度については、マイナビの公開情報の中に以下のグラフがありました。
また、学生側のWebセミナーの活用状況は以下のようになります。
このように、Webセミナーによる企業側の満足度、学生側の活用状況などを見ると、合同説明会がなくても対応できているというのが現状と言えそうです。
また、学生との接点が作りにくくなったということから、逆求人型の就活サイト・サービスがコロナ以前よりも使用されるようになっています。新たな就職活動の形が出来上がっているのかもしれないですね。
終わりに
各就活サイトを見ると、小規模であったりはしますが、対面での合同説明会が行われるようになっているようです。もし参加することがあるのなら、参考になれば幸いです。
現在(2020年9月)の就職活動はコロナ以前からあったものがさらに表面化しているように思います。ぜひ、その流れに対応していってほしいと思います。そのうち、逆求人イベントに参加した際の話も記事にできればと思います。それでは。
【就活失敗談】自己紹介で周囲の空気を3度変えた男の話
こんばんは、つじもとです。今回は、とある企業の1dayインターンに2年生で参加した際の失敗談をお話ししようと思います。若さって怖いですね...。
今回の舞台
今回の舞台ですが、とある中小企業での1dayインターンになります。業種はSES(システムエンジニアリングサービス)になります。どんな業種かというとこういったものとなります。
SES契約では、システムエンジニアの能力を契約の対象とし、客先のオフィスにエンジニアを派遣して(常駐)、技術的なサービスを提供します。 派遣契約との違いは、指揮命令権の所在です。 顧客からの指示で動く派遣契約とは異なり、SES契約における指揮命令権は雇用企業にあります。 このため、SES契約でありながら、実態として顧客の指示で動いていた場合、違法な偽装請負とみなされます。
過去の自分に対してこう思いますね。
行動力はあるけど、もうちょっと企業は選べよな...
3年生から就活を始めていたら、間に合っていなかったかもしれませんね...。少なくとも僕の性格・信念上、SESはあってないです。どう考えても、今考えていることを実現できないです。
参加経緯
大した経緯はなく、合同説明会に参加した際に呼び止められ、説明会に参加し、「インターンをやるから参加してくれ」と言われたので参加しました。企業側も大学が大学だけに逃したくなかったんでしょうね。
僕はもうちょっと考えろよな!
時間は有限ですので、皆さんはこんなことしないようにしましょう。こんなアホムーブをできるのは早く就活を始めた人だけです。
インターン当日
そんなこんなでインターン当日を迎えました。待遇は昼飯提供ぐらいでした。こういうのは企業規模が出てしまうので、仕方ないですね。
そして開始時刻となり、簡単な当日の流れが伝えられました。その後、インターン参加者の人数も少ないことから、全体に向けての自己紹介が行われました。自己紹介する内容は以下の項目でした。
- 名前
- 大学
- 学年
- 自身を色で例えると何かとその理由
そして僕の順番は一番最後でした。大トリですね。
周囲の空気を三度変えた男の誕生
ここからが問題のシーンです。
まず、大学名で軽いざわめきが起きます。先ほども少し触れましたが、僕の在籍する大学は企業によっては喉から手が出るほどです。その企業を受ける学生からすれば、レベチ(レベル違い)の大学となります。
そして、学年でさらにざわめきが起きます。2年生での参加ですからね。もはや殴り込みです。
そして最後に自身を表す色とその理由ですが...、これが一番の問題です。実際にこんな感じで言いました。
「僕自身を表す色は黒です。周りに流されず、自らの信念に従い、あらゆるものを吸収し取り込み、確固たる自己を持ち、自身の道を歩んでいるからです!!!」
...痛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!
ハン○ーグ師匠もびっくりの痛さです。 周囲が凍り付きましたね。社員さんも思わず苦笑い。
こうして、3度空気を変えた男の自己紹介が終わりました。内心ドン引きでしょうね。今なら分かります。
結末
結局、この後インターンで業務理解を深め、3年生には早期選考の連絡をし、終了となりました。そのときはなんとも思ってなかったのですが、あれから様々な経験を積むと、あのときの発言のヤバさに気付きました。もしかしたら、あのタイミングで落選してたのかもしれませんね(笑)。
3種の神器ならぬ、5種の重要要素
以下の記事でもお伝えしましたが、企業が特に重視している点は以下の5点です。
- コミュニケーション能力
- 主体性
- チャレンジ精神
- 協調性
- 誠実性
ここ20年ほど変わっていないので、しばらくはこのままだと考えています。先ほどの発言は、主体性はよく表れていると思いますが、協調性がお留守ですね。また、あの発言をするようでは、コミュニケーション能力があるとは言えないですね...。
大学生活の中で、この5点のことを意識し、その経験を新卒採用の場でアピールできるようにしてください。仕事は1人でするもんじゃありません。
Going My Way
もいいですが、自身の考えに固執するのもよくないですから。それでは。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
参照先URL
SESの説明について、以下のサイトから引用させていただきました。参考にどうぞ。 www.elite-network.co.jp
【歴史は繰り返すのか?】よからぬ兆候を読み取ったので、リーマンショック時の就職活動の実態を調査しました
こんばんは、つじもとです。今回は注意喚起に近い部分があります。自身のキャリア形成のための役に立っていれば幸いです。大学生の方は絶対にちゃんと読んでください。損はしないはずです。ちなみに、一応前回の記事の続きです。前回を見ていない人は以下のリンクからお願いします。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
出典
今回も、リクルートワークス研究所で公開されている大卒求人倍率調査(2021年卒)を使用します。
従業員規模別求人倍率
前回の記事で紹介した大学求人倍率の他に、従業員規模別求人倍率もありました。
このグラフで見ていただきたいのは、青色の「従業員規模の300人未満の企業」の求人倍率の推移です。求人倍率が下がっているということは、より競争が激しくなっているということです。この背景は大きく二つあります。
- ベンチャー企業などが人気となっている、働き方や考え方に変化が出ている
- 不況で大手は入れないと考えた人が中小企業へと流れ込む
前者の理由による中小企業の人気は良い傾向であると言えます。いわゆる「大企業信仰・大手病」がなくなり、自身のキャリアを考えた結果であるなら喜ばしいことです。
しかし、後者の理由であるのなら僕は不安を覚えます。
その理由について説明したいと思います。
従業員規模別が1000人未満か以上で分類された求人倍率
ここで、従業員規模が1000人未満と以上の企業の2つに分類した求人倍率の推移をお見せします。
まずは、赤丸のところを見ていただきたいです。これは、バブル崩壊後とリーマンショック後の「従業員規模が1000人未満」企業の求人倍率の推移ですが、不況前に比べて大幅に下落しています。一方、「従業員規模が1000人以上」企業の求人倍率の推移は大きく変化していません。
また、青色で囲まれた部分を見てみましょう。2021卒の従業員規模別の求人倍率になります。
従業員規模1000人以上の企業の求人倍率、去年度より上がってますね!?
なんなら過去最高水準とも言えますね。反対に、従業員規模1000人未満の企業の求人倍率は、過去の不況と同水準にまで下がっています。
このように、景気に大きな変化があると「中小企業信仰」が始まってしまう傾向にあります。 (中小企業の定義は業種より異なり、一見中小企業でも定義上は中小企業でないことも多くあります。しかし、それを確認しない学生も多く、イメージで企業が語られることがあるとのことで、カッコで括っています。)
「中小企業信仰」
ここからは聞いた話で恐縮ですが、そういった事態になると、新卒採用は「買い手市場」へと変化してしまいます。そのため、普段は優秀な学生を取ることができない企業が採用活動を積極化させます。メディアも積極的にそれを煽るそうです。
ちなみにこんなものを見つけました。発売が2011年7月...。タイミングが良すぎるようにも思いますね。
そのため、自分で考えたりしたわけでもなく、周りに踊らされた結果、大手には入れないだろうと勝手に判断し、中小企業ばかり受けるそうです。しかし、「中小企業信仰」が始まると元々中小企業一社あたりの採用人数が多くないため、
結果的に倍率は大手と同様かそれ以上になるそうです。
その結果、自ら大手企業へのエントリーを放棄し、中小企業中心の就職活動も失敗した結果、満足のいく就職ができないという問題が発生します。
日本において、新卒カードは禁止級の反則カードです。今でこそ、第二新卒枠などもありますが、多くの企業が行なっているわけでありません。また、日本はレールを外れたものに厳しいです。だからこそ、この「中小企業信仰」が起こっていないか危惧しているのです。
求人数の減少以上と希望者の増加
しかし、これを見ただけだとこう反論する人もいるでしょう。
「中小企業は体力がないから、不況になると求人数が下がるんじゃないか」
と。はい、それ自体はあっています。その結果、求人倍率が下がるのだろうと考えますよね。
しかし、希望者も増加します。
ここで、具体的な数値を見てみましょう。同じデータ内にある従業員規模別求人総数と民間企業就職希望者数の推移の300人未満企業のデータです。
赤枠はリーマンショック・東日本大震災による不況時のデータです。中小企業の求人数は減少傾向ですが、希望者数は増加傾向にあります。
そして、青枠は2020年卒と2021年卒の求人数と希望者数の推移です。求人数が6万以上減って、希望者数が6万以上増えていますね。
...えっ、こんなに?
求人倍率の計算は 求人数/希望者数 ですので、分子である求人数が減り、分母である希望者数が増えるため、求人倍率は大幅に下がるということになります。
このように、もうすでに不況時に起こる「中小企業信仰」が始まってしまっているのではないかと危惧しています。
「大手安定志向」と「中小企業信仰」
2010年当時の報道でこんなものを見つけました。
ここでは「学生の安定志向が高まった」とありますね。つまりは、
「大手安定志向」
ということです。さっきと話が違うじゃないかって思われる方もいると思います。
ここで、同じくリクルートワークス研究所が調べた2009年卒〜2012年卒の従業員規模別求人総数と民間企業就職希望者数の推移(赤枠の箇所)を見てみましょう。
2009年から2010年の推移を見ると、確かに「大手安定志向」は存在していました。問題はその後です。2010年から2011年、2012年にかけて従業員規模1000人未満の企業の志望者数が増加していることが見て取れます。つまり、
「大手安定志向」の先に「中小企業信仰」があるのです。
先ほどの証言のように、メディアなどに踊らされたり、先輩方の就活成績に焦りを感じたためか、多くの学生が「中小企業信仰」に陥ってしまったと考えられます。
そもそも気になる点もある
しかし、2020年の調査結果には気になる点が一つあります。それは、企業の調査結果は2020年6月の再調査したときのものになっているが、学生の回答は2020年3月中旬のものとなっている点です。
3月中旬となると、新型コロナウイルスが日本では感染を広げ、入国・出国が大きく制限され、日経平均株価も一時急落した時期になります。
世間的に大きな不安に見舞われたタイミングではありますが、まだ就職活動も広報解禁がされたばかりです。(まあ基本的に動き始めてる人が多いと思いますが...)2〜3週間で多くの人が「中小企業信仰」へと走ってしまうことがあるのでしょうか?
自身のキャリアを考えた上で中小企業志望である可能性も大いにあります。
そのため、来年の調査結果が出ないと一概には言い切れないと考えています。
自身のキャリアは自分自身で
今回のデータで、景気とそのときの学生の動きが分かったと思います。リーマンショック時の就職活動について複数人の方に話を聞いたことがあるのですが、
ちゃんとやることをやっていた人は希望の企業・業種に就職していました。
大手企業にとっては、不況時は採用枠の減少こそありますが、採用活動を行わないということではありません。(一部例外はあります)
昨今の状況で自身のキャリアに不安を感じていたり、周りの動きが気になるという方に勝手ながらアドバイスです。
不安があるなら調べ尽くしましょう。確かな情報源を持ちましょう。
周りの動きは無視しましょう。
海千山千の猛者(社会人)たちがそれぞれの目的のために動いています。そして、あなたの将来のことなんてそんなに関心はないです。(偏見)
自分の人生は自分で決めるものです。
だからこそ、あなた自身で正確な情報源を確保し、考え、周りに流されずに行動していってください。自分自身の望むキャリアを歩んでいけることを願っています。