【22卒・23卒向け】リクルートの公開データもすごいことになってる!!
こんばんは、つじもとです。公開情報を読んでいたところ、今度はリクルートのデータを見つけました。そこで見たデータが興味深かったので、まとめようと思います。
出典
今回は、リクルートワークス研究所で公開されている大卒求人倍率調査(2021年卒)を使用します。(URLは諸事情により最後に)
えっ、よくマイナビのデータ使ってたじゃないですかって?
違います。企業の公開データの場合、自社のサービスを使ってる企業・学生を対象としてアンケートを取るので、答えている企業や学生の分類の割合が異なってきます。また、アンケート項目も異なるため、知りたい情報が必ずしもよく見ている情報媒体に記載されていない場合もあります。そのため、今回はリクルートのデータを使っています。
大卒求人倍率
一番最初に出てくる情報が大学新卒求人倍率です。21卒の就職活動をしていた僕としては、気になる項目ではありました。
求人倍率とは
ここで簡単に求人倍率についてですが、求人者1人に対して何件の求人があるかを示す指標になっています。そのため、この数値が大きいほど「就職しやすい」傾向にあることが言えます。(この「就職しやすい」ですが、あくまで全体の傾向としてですので、個人について言及しているものではありません。)
公開データ
やはりバブル崩壊後の停滞やリーマンショック時に比べて、求人倍率は低下したものの、低水準まではいかなかったですね。内定率もそれほど大きく下がっていなかったので、求人倍率も同様にひどい水準までは下がっていなかったようですね。
今後の大卒求人倍率の推移についてですが、現時点(2020/8/30)では21卒の求人倍率と横ばい程度になるのかなと予想しています。
理由として、マイナビが行なった調査にあった「22卒の採用予定計画」によると、6割以上の企業が新卒採用の人数を前年以上にすると回答していたためです。まだ3割以上の企業が決めていないと回答していますし、先日あった首相辞任とその後継次第になってしまうので、どうしても予想となりますが、大きく下がることはないと思っています。(ソースは以下の記事にあります)
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
ちなみに、リーマンショック時の有効求人倍率は、0.45倍のようです。2020年6月に公開された倍率が1.11倍なので、その半分以下の水準です。あくまで新卒だけでなく、求職者全体における倍率なので下がるのは当然と言えます。しかし、
すごい水準ですね...。
ちなみに
5月に大卒の求人倍率を予想している記事を見つけました。
ここでは、新型コロナウイルスの影響により、21卒の新卒求人倍率は0.81倍まで下がると算出してました。
・・・0.81倍?
悪気はないと思いますが、あまりにも就活生の恐怖心を煽るような数値を出してますね。結局1.53倍で約2倍も違ってましたね。
結局、
未来の予想なんてしてても仕方ないってことですね。
今できることをしましょう。
自身の予想に触れている記事もありました。歴史に学ぶとまだまだ影響が続くということでしょうか。ただ株価の変動が以前の不況と違うので、一概に当てはまるかは分からないですね。 www.riasec.co.jp
他の部分は次の記事で
今回はここまでにしたいと思います。というのも、公開データには個人的にかなり気になることがありました。
見ている方の中に就活中・就活前の大学生の方がいたら、今後のキャリアを考える上で
絶対に見ていただきたいです。
僕の失敗談より役に立ちます! (おい)
しかし、いわゆる「就職氷河期」に遭遇された方にとってはどう感じるのか分からない内容となっています。そのため、記事を分ける形にしています。もし興味があれば見ていただきたいです。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
出典URL
データをパッと見ただけでは何が気になるとか、どこのことを話したいのか分からないと思いますが、先に見られるのも嫌なので今回は後ろに置いてます。
【就活失敗談】「才能なし」の烙印を押された男の話
こんばんは、つじもとです。今回は、面接後のフィードバックで「才能なし」の烙印を押された話をしようと思います。
いつもの始まり
今回の話もいつも通りpaizaでの選考によるものです。ちなみに、1回のみでなく、複数回に渡って起きました。(前提として、paizaはプログラマー・エンジニア向けの新卒就活・転職サービスになります。筆者の希望職種は技術職(情報系)です。)
フィードバックの方法
paizaでは、カジュアル面談及び面接後に、合否の有無に関わらず、フィードバックが届きます。何十回と面談・面接に使用しているので、企業側のフィードバックフォームがなんとなく分かるのですが、おそらくチェックボックス型のものと入力型のものの2つとなっています。 チェックボックスっていうのはこういうものになります。どこかで見たことはあると思います。
いい 普通 悪い
このチェックボックスの項目は、合否によって内容が変わり、複数個選べる形式とおそらくなっています。フィードバック内容は基本的に何パターンかに決まっていましたし、文章も同じでしたので、おそらくそうだと思います。
フィードバック内容
フィードバックの形式は以上のようになっており、合否に関わらずフィードバックが送られてきます。通常選考での面談・面接ではこういったものは受け取れないので、フィードバックを受け取れるのはいい点ですね。今後に生かすことができますし。
とある企業との技術面接
インターン選考に落ち続けながらも果敢に選考を受けていたころ、書類選考を突破し、技術面接を受ける機会がありました。相手はその企業のエンジニアです。やはり、技術的な質問や現在やっていることの技術面での疑問を投げかけてきます。また、学習環境や習慣、使用ツールなども色々聞かれました。
僕は自分なりにやっていることは伝えたつもりでした。面接後も「それなりにうまくいったんじゃないか」と考えていました。
そして、数日後に帰ってきた結果とそのフィードバック内容にを戦慄しました。
「エンジニアとしてのポテンシャルが感じられない」
初めてこの文面を見たときは衝撃的でしたね...。それなりの返答ができていたこともあり、いったいどこにポテンシャルを感じない要素があったのか、分からなかったですね。ただ突きつけられた現実に呆然としました...。
確かになりたいだけでずっと続けられる職種ではありません。競合相手は世界中にいますし、常に新たな技術を吸収していかなければなりません。無能に務まる職業ではないということですね。
また、paizaの求人企業はベンチャー企業が多めのため、教育環境が整っていない、教育に割く時間や人員リソースがないなどの理由により、即戦力や早期成熟を求める傾向にあります。だからこそ、「ポテンシャル」をより一層重視しているのだと考えられます。
進むか戻るか
元々バイト先で開発なども行なってましたし、エンジニア志望として自分なりに勉強はしていました。そして、自分に適性があるわけではないというのは、なんとなく分かっていました。それでも、やはり文字で突きつけられるのは辛かったですね...。
そして、一度は違う業界にESを出してみたりもしました。(この詳しい内容は以下の記事で)
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
一度は逃げました。けど結局、
諦めきれなかったですね。
そして、最終的にエンジニアとしての就職活動を再開し、迷走を経て現在に至ります。ちなみに、あれから何回か「ポテンシャルを感じない」というフィードバックはいただきましたが、そんなもん知るかと一蹴してました。
その先に進む覚悟はあるか
3年生になり、就職活動が始まりだすとこういった人たちが増えてきます。
「今まで何もしてこなかったけど、エンジニアになりたい!!」
もうすでにTwitterなどでも見受けられます。(あとProgateやってますとか)「勝手にすれば?」が正直なところですが、少しだけ忠告をしておこうと思います。
すでにその道で開発経験を積んでいる学生は多くいます。高校、早い人は中学の頃からコードを書いてます。また、常に新たな技術の吸収も求められますし、言語の流行り廃りもあります。そして、自らの能力を突きつけられることもあります。同じ作業でも作業時間が圧倒的に違うなんてよくあることです。
能力の差を見せつけられ、自分のしていることが楽しいと感じなくなったとき、それでもエンジニアとしてやっていけますか?
「楽に稼げそう」
「なんかキラキラしてる」
「流行りだし」
こんなことを考えているのなら、おすすめはしません。幸せになんてなれません。リスクもある、簡単な道じゃないと分かっていても、エンジニアとしてその先に進むという人はそのまま進んでいってください。どこかでエンジニアとして出会うことがあれば喜ばしいことです。
おまけ
ちょうど去年ごろの話なので、なんだか感慨深いです。色々悩みましたし。まさか第一志望の技術職として内定をいただけるとは思っていませんでした。今回の話は、今指導している人にもこういう人がいますし、Twitterでも見かけてしまうので、つい感情的になっていたのかもしれないですね。それでも、一時の流行りや感情に流されずに、進路を決めて欲しいと思います。
あと、エンジニアという言葉で思うことがあったので記事にしてます。こちらも良ければ読んでください。それでは。
【就活後の独り言】エンジニアってなんなんだろう?
こんばんは、つじもとです。今回は有益な話じゃないと思います。やっと結果が出たからこそ言える、個人的に思う話です。
駆け出しエンジニアと繋がりたい
Twitterをやってるとどこかで見かけたことがあるでしょう。
「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」
いやというほど流れてきます。最近はプログラミングスクールも流行ってますし、無料である程度まで学べるサービスも増えていますからね。大体そういうものの広告は、
「未経験からエンジニアに」
「手に職ついた」
情報系の動画を見ることが多いせいか、よく出てきます。
また、Twitterからはこんなのも流れてきました。
3年前からの主張ですが 私は文系学部に対する補助金をすべて廃止し 文系職種を全企業が高卒から採用できるようにすべきだと考えます 文系が日本をダメにしました 理系は世界に誇る人材です
— Utsuさん (@3utsu) 2020年8月31日
ただの駆け出しプログラマーをエンジニアと表現しはじめたのは論外です
前半内容は全く興味なんてないです。文系がどうとか理系がどうとか気にしたこともないです。ただ、
「ただの駆け出しプログラマーをエンジニアと表現しはじめたのは論外です」
この一文に思うことがあったので、こんなのを書いてます。
基本情報技術者試験の合格率
ITエンジニアの登竜門の一つに、基本情報技術者試験が挙げられます。プログラムを読むことはもちろん、ネットワークやOSに関する基礎知識、データベースについてなど、情報分野において広い範囲を押さえている国家試験になります。最近は、クラウド関連の問題も出ていたので、時代に対応しつつあるなと思った印象があります。
そんな国家試験ですが、合格率はこうなってます。(令和元年)
25.7%...
例年これぐらいの割合なので、4人受けたら1人受かるぐらいの難易度で作られてますね。
学部で専門分野として勉強している側からすると、
「あれでこんなに落ちるんだ」
というのが正直な感想です。まあ、むしろこっち側が落ちるわけにはいかないんですけどね...。
言い換えるならば、大学生でも分かることを分かってないのに、エンジニアとして仕事をしてる・しようとしているということにもなります。
業務独占資格でもないので、別に合格してなくてもその仕事はできてしまいますからね。
プログラミングスクールのメンター
知り合いの人たちの話ですし、どこまで参考になるかは分かりませんが、一例程度に聞いていてください。
ある知り合いはプログラミングスクールのメンターをやっています。Youtubeで広告も出してるようなところです。
カリキュラム
カリキュラムの流れはこんな感じです。
これを3ヶ月で行うそうです。まさに、未経験からエンジニア転職ですね。正直気になる点はいくつもありますが、ここでは抑えておきます。
メンター
当然これらを教えたり、支援するためにメンター(指導者)が必要となります。このメンターですが、ちゃんとしたエンジニアがつくところもあれば、そうでない場合もあります。
知り合いのところの場合、授業のようなものは知り合いなどのインターン生(?)がスクール側から渡されたカリキュラムをもとに行うそうです。しかし、インターン生の質もそれぞれで、
- 文系学部の未経験
- 情報学部の未経験
- 企業での開発経験あり
などなどとなってます。(裏取りしました...)
もはや闇鍋ですね...。
それとは別に、エンジニア経験者がメンターとしてつけば良いのですが...。
未経験が未経験を生み出している?
あくまで一例ですし、プログラミングスクールにもよるところはあります。しかし、ただコードを書いているだけで、情報分野における基礎的なことすら身に付けず、どんなにバグが内包されていようと動くコード・システムを作って、
「俺はエンジニアだ!」
というのは、なんだか滑稽に思えます。それなら、今の僕はスーパーエンジニアでしょうか? そんなわけないです。知らないことなんていくらでもありますし、常に新しい技術や言語が出てくる業界ですので。
歴史は繰り返す?
僕が生まれてもいないバブルのころの時代は、「会社に囚われない自由な生き方」として非正規雇用が流行っていたそうです。
不況になれば簡単に切られる雇用形態なのに、どうして選んだのだろうかと思います。
僕は似たようなことはエンジニアにも起こると思っています。コードクローンの検出や簡単なコードの自動生成、自分で学習し未発見のバグを発見するツールの開発など、あらゆるものが自動化しています。コードを書いてるだけじゃ、その先はないと思います。
そのとき、今度は何が流行るんでしょうね。
終わりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。今回の話は面白い話でもなければ、なんのためにもならない話です。今後はこういったことを書くことはほとんどないと思います。
誤解して欲しくないのですが、エンジニアを目指すことを止めるつもりはありません。僕自身もそれになることで叶えたいことがあったわけですから。ただ、いびつなりに足掻き、もがき、苦しんで今の結果に至るので、冒頭のような甘い言葉は改めて信用できないところがあります。
エンジニア
プログラミングを始めることが容易になり、ブランディング化されていった言葉。日本以外の国においては「エンジニア」の称号には、工学士の学位が必要とされるなど明確な制限がある場合が多いようです。
技術が基準未満でも、職種が違っても名乗れてしまうこの言葉になんの価値があるんでしょうね。
【更新はいつ?】経団連のアンケートが色々ぶっちゃけてる件
こんばんは、つじもとです。今回は、経団連所属企業に対して1〜2年に一度行われるアンケート結果についてお話しようと思います。
経団連とは
以前の記事にも出てきましたが、改めて経団連とは何かについて説明させていただきます。
まず、経団連とは
「一般社会法人 日本経済団体連合会」
のことを指します。なんだか強そうですが、なんのことかよく分からないですね...。
さらに詳しい説明を公式サイトから引用すると、
経団連は、日本の代表的な企業1,444社、製造業やサービス業等の主要な業種別全国団体109団体、地方別経済団体47団体などから構成されています(2020年4月1日現在)。 その使命は、総合経済団体として、企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与することにあります。
となっています。つまり、「経済において直面する課題に対して、主導的な立場を取る」という団体のようです。
所属企業
所属企業を全て挙げることはできないので、ここから企業一覧を見れるようにしてます。一度は見聞きした企業や外資系企業の日本法人などが所属しています。
新卒採用に関するアンケート調査結果
先ほどの説明から、経団連には大手主要企業が多く所属していることが明らかだったと思います。そんな経団連も一定期間内に調査結果などを公表しています。その中には、
「新卒採用に関するアンケート調査結果」
というものがありました。これは参考になりそうですね!
では、現時点(2020/8/31)で最新版である「2018年度新卒採用に関するアンケート調査結果」を見ていこうと思います。
選考にあたって特に重視する点
選考で企業がどこを見ているかについて、別媒体でのアンケートを参考にしたこともありますが、こちらでも取り扱っていました。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
たびたび
「就活で資格は評価されるぞ!」
なんていう人がいます。しかし、過去のアンケートも見ると、保有資格を評価する回答者は1%前後のため、その他に吸収されました。
資格は特に評価に関係しないことがデータから見て取れますね。
資格保有前提の場合、募集要項などに記載されているはずですので、ないからといって悲観することはありません。むしろ他の項目の方が評価されます。
企業が真に評価する点
先ほどのグラフから上位の項目は、
- コミュニケーション能力
- 主体性
- チャレンジ精神
- 協調性
- 誠実性
となっています。これは偶然かというとそうでもなく、約20年間ほとんど変わっていません。
時代や経済状況など、あらゆる面で変化があったにも関わらず、評価で重視する点は変わっていません。
と思うこともありますが、それだけ仕事をする上で求められる能力は共通しているということでもあります。それもそのはずで、5つの評価点は言い換えれば「主体的かつ他人とのやりとり・意思疎通ができる」ということです。
実は見られてる学業成績
先ほどのアンケートや例年のアンケートでも、4%前後である「履修履歴・学業成績」なのですが、経団連のアンケートには「面接時における履修履歴の取り扱い」という項目があります。結果はこうなっています。
他の年度のアンケートも確認しましたが、例年60%〜68%の割合で学業成績などを「かなり重視した」「やや重視した」と回答しています。重視する点で上位には入ってこなくても、見ているということが伺えます。
これにより、自身の学業成績の結果次第では「学生時代に打ち込んだこと」「自身の長所」に矛盾が生じる可能性があります。
例えば、成績が芳しくないにも関わらず、「私の長所は物事にコツコツ取り組めるところです。」と回答するとします。その場合、面接官はこう考える可能性があります。「成績が著しくないのだから、コツコツ取り組めていないのでは?」と。このように、矛盾が発生するという可能性があります。
総じて評価していることって?
ここまで経団連のアンケートを見てきましたが、色々な情報が載っていましたね。しかし、結局企業がどういった学生を評価するのでしょうか。
簡単に言えば、
学生がどれだけ学業面も含めて大学生活を充実させ、主体的に複数人で何かに打ち込んでいたか
ということだと思います。別に特別なことや派手なことはしていなくてもいいのです。学生時代に成し遂げられることにも限度がありますので。それよりも、その過程での苦労や経験、学びを見ています。そこから、「企業に入った後のあなたの姿」を想像し、企業に合っているか、必要であるかを考えます。
だから、大学生の間に「何かに人ともに打ち込んだ」経験をし、大学生活を充実させて欲しいです。また、新型コロナウイルスにより何かをするのが少し難しい時期ではあります。しかし、ここでリモートで何かを行なったという経験はテレワーク導入企業にとって、テレワーク時での働き方を想像する材料となります。(僕の場合、プラス材料となりました。) こういった時でもぜひ、良い大学生活を送ってください。
おまけ
経団連の新卒採用に関するアンケート調査結果は、1〜2年に1回アンケートをとっています。去年(2019年)はアンケートを実施していないようなので、2020年の11月に調査結果が公表されることを願いたいですね。
2年生でメーカー系SIerの5daysインターンに参加した男の話
こんばんは、つじもとです。今回は、5日間の無給インターンに2年で参加した際の話をしようと思います。深すぎるところは触れられませんが、話せる範囲でお話しします。
どんな企業を受けたのか
2年生の夏には就職活動を始めており、このころはSIerを中心に企業を見ていました。色々見る中で、複数日のインターンに参加したいと考えるようになりました。そこで探してみたところ、学年不問の無給インターンシップを見つけました。企業の分類としては、メーカー系SIer企業となります。
メーカー系SIerとは
SIer(システムインテグレータ)には、大きく3種類あります。
- メーカー系
- ユーザー系
- 独立系
この中のメーカー系が今回の参加企業になります。それぞれに特徴はありますが、ここで簡単にメーカー系SIerについて説明しようと思います。
メーカー系SIerとは、コンピュータやハードウェアを扱うメーカーの情報部門やソフトウェア開発部門などが独立した会社のことを指します。そのため、仕事内容は、自社の営業でとってきたものもありますが、元々の会社である親会社から業務が与えられるということが多いです。企業にもよりますが、メーカー系の場合、親会社からの売上高が大半を占めます。
親会社から業務が与えられるということで安定しているとも言えますが、親会社の影響を大きく受けます。親会社の経営が悪化すれば共倒れする可能性があるということですね。
選考フローと待遇
僕が受けた企業の選考フローについてですが、実にシンプルなものでした。
- ESをリクナビから提出
- 後日結果が来て、参加が決定する
こんだけです。
びっくりするほどシンプルですね。さらにびっくりなことに、特にガクチカに書けることなんてなかったですが、書類選考を突破しました。(確かバイトのことを書いた)
待遇についてですが、こんな感じでした。
- 宿泊費支給 (上限あり)
- 交通費全額支給
関西圏在住の僕からすれば、インターン後に東京観光できるというメリットもあったので、参加することにしました。
研修内容
このインターンでは、プロジェクトシミュレーションとして、与えられたプロジェクトの概要に対してチームで解決策を考え、それを紹介するホームページを作成せよというものでした。
また、ホームページ作成における制約事項として、
- 1ページ以上/人
- 入力フォームを2つ以上盛り込む
- 各ページのレイアウトは統一したものにすること
が与えられました。
つまり、今回の場合はHTMLとCSSを主に使うため、技術的な要素はあまり求められていません。
そりゃESに特定技術・プログラミング言語の使用経験などを書く欄なかったですからね...。
ゴリゴリにコードを書いたりするインターンや新卒採用(技術職)では、プログラミング言語の使用経験が聞かれるので、覚えておきましょう。
研修の流れ
5日間で以下のことを行なっていきました。
- HTMLとCSS入門
- テーマ設定
- プロジェクト計画の決定
- ホームページの設計、仕様書の作成
- ホームページの製作
- ホームページの動作確認
- 最終発表のプレゼン作成
3と4は特に説明についても詳しくありました。開発する上で、これを疎かにするとあとでその修正に時間を費やす可能性があるからです。
研修中の様子
企業・業界についての説明とHTMLの講義が終わると、ここからプロジェクトシミュレーションの始まりです。
1日目
チームに分かれて与えられた概要に沿うように、テーマの決定を行なっていきます。
どの班も積極的に意見交換や議論を行なっていました。また、ここまではすべての班が予定表通りに計画を進めているので、若干の余裕も感じられました。
2日目
一部の班では計画とのズレが生じ始めます。各班に与えられたホワイトボードに書かれたTodoリストもちゃんと機能させられていなかったように思います。
僕の参加した班はどうだったかって?
3日目
もう予定とか計画は過去のものになってます。それだけですね。
4日目
4日目にもなると…
どの班も完成させるために必死になってます。設計で色々考えすぎて果たしてどこまで実装してそれを動作確認しどこの班もパソコンの前でひたすら作業してます。1日目の光景が嘘のように、会話が減っていました...。
まさに納期ギリギリのデスマーチ...
5日目
最終プレゼンがある5日目は、午前中にプレゼン資料を手分けして作成します。クリアできてない項目があればこのときも同時並行でやってます。
僕の班は当然同時並行でしたよ。
そして、なんとか最終プレゼンまでに形にしました。プレゼンの形式は、
- プレゼン資料の発表
- 作成ホームページの機能説明・デモ
- 質疑応答
でした。考えたテーマについては、企業の性質や特徴をどれだけ捉えているか、論理的であるか、実現可能かを見ていたと思います。
その後は社員さんとの個人面談を行い、フィードバックをいただいて終了です。長い戦いが終わりました。数日間によるインターンだとこういったフィードバックが具体的で様々な面を見た上での評価になるのでとても参考になりました。2年生だろうと、そのことには一切考慮せずに見ていただいていたなと感じました。
5日間で学んだこと・経験
SIerという職種とその業界に関する知識、システム開発における工程について知ることができました。インターン期間が長くないので、少しの時間も無駄に出来ないです。その中でどのようにするのかを考えることが多かったです。
結局あのときの経験やその後の考えから
エンジニアとして技術職で働くことを決めました
下の記事での途中で選考に進まなかったのもそのためです。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
(2020/9/2更新 載せ忘れてました。すみません...)
終わりに
今回は5日間の無給インターンに2年で参加した際の話をしました。参加したことがない人にもどういった様子であったかが少しでも伝われば幸いだと思います。夏インターンで悔しい思いをした人もまだ冬インターンがあります。自分がどうしたいのかを考え、反省点を克服し、就職活動をより良いものにしてください。
選考中盤で詰まり出したから、抜け出すために僕がやったこと
就職活動を続けていくと、自分の何がダメだったとか、どこで落ちるのかとかが分かるようになってくると思います。今回は、面接などの選考中盤で落ち続け、その先に進むためにやったことをまとめようと思います。あくまで個人の意見ですので、参考程度にはなりますが、役に立てば幸いです。
原因探究
選考中盤で詰まるとなると、基本的に面接で落ちるということになります。面接で落ちるといっても、どう落ちているのかは大きく2種類のタイプに分かれます。
- 対人能力などの基礎能力
- 就活生の内面・性格
面接でも序盤であれば、基礎能力の方を重視してみられ、より選考が進むにつれて内面の方を詳しく見ていくという流れになっています。面接の段階によっても、見られている観点が異なってくるので、自分がどこで落ちているのかをまず整理しましょう。どちらかの判断ができないのなら、客観的に評価することが大事になります。
客観的に評価するために
過去の様子から客観的に判断ができない時は、
自分の面接の様子を録画しましょう。
その様子を振り返ることが最も客観的に判断できる方法になります。しかし、企業によっては面接の録画をNGにしている場合もあります。その場合は、
模擬面接をし、その様子を録画しましょう。
これは相手がいなくても構いませんし、もし協力してくださる人がいるならその人に頼むと良いでしょう。使うツールはZoomが簡単に録画できて良いと思います。また、現在Webでの面接も増えており、Zoomを使ったことがある人もいると思います。ツールに慣れておくという意味も込めて、Zoomを用いて録画を行うと良いでしょう。
録画した動画のチェックポイント
録画ができたのなら、その様子から自分の問題点を割り出していきましょう。では、どういったポイントをチェックすべきなのか。簡単に挙げていこうと思います。
- 身だしなみは乱れていないか (髪・服装・髭など)
- 背景は問題ないか (散らかっている、面接官の気をそらすものがある)
- 視線はカメラに向いているか
- 話しすぎていないか
- 手の動きは違和感がないか、手遊びしていないか
- 画面に近すぎていないか
- 表情が硬くないか
- 声の聞き取りやすさ・大きさ
まず、これらの点が全てクリアできているかについて確認していただきたいです。自分ではできているつもりでも、できていないこともあります。僕の場合は、話しすぎることと表情の硬さが問題であると判明しました。話しすぎた失敗談はこちらになるので、もし良ければ見てください。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
チェックポイントをクリアしたら
先ほどのチェックポイントをクリアしていたら、次は「就活生の内面・性格」の部分になります。別の記事でも紹介しましたが、面接官が面接時に注視している点は以下の4点です。
- 明るさ・笑顔・人当たりの良さ
- 入社したいという熱意
- 素直さや伸びしろ等の成長可能性
- 職場の雰囲気に合うか
つまり、これらができているかという点を確認する必要があります。しかし、これらを客観的に評価することは難しいです。ではチェックポイントは押さえているのに落選していることが続く場合、次は何をするべきなのか。
もう一回企業分析と自己分析をするべきだと思います。
上で挙げた入社したいという熱意と職場の雰囲気に合うかは、
「いかに志望企業のこと、自身のことを正しく捉えているか」
によって変わってきます。だからこそ、ある程度まで進むけどその先に進めないという人はもう一度企業分析と自己分析を行うことをおすすめします。
最終面接対策は?
最終面接については企業により扱いが違うので、一概に言うことができません。他の就活生との兼ね合いなども発生してきてしまうので、運に左右されるところもあります。だから、最終面接で落ちた場合は、反省点らしい反省点がなければ切り替えましょう。たまたま運がなかっただけですから...。
まとめ
- 面接での落選の場合、落選する種類は大きく2種類
- 自分の様子を知るために録画を撮る
- 基礎能力に関する部分はチェックポイントの確認
- 内面に関する部分は、企業分析・自己分析を改めて行なってみる
選考が先へ進むようになると、他の企業でも同じ段階まで進められるようになってきます。少しずつ問題点を解決していき、就職活動を成功させましょう。
おまけ
面接で重視している点についてのデータはこちらになります。匿名での調査ですので、信憑性はかなりあると思います。あと、企業分析の仕方で記事も書いたので、良ければそちらも参照してください。
1dayインターンから2年生で人気SIer企業の人事面談にたどり着いてしまった男の話
今回は、早期選考の実態に迫るような、僕が経験した話になります。特殊な話ではありますが、こういうこともあるんだなと感じていただけるとありがたいです。
ただの1dayインターンのはずが
とある理由から2年生の時から就職活動をしており、当時はSIer系の企業ばかり見ていました。最初の理由は単純なもので、
- 学科や進学予定の大学院からSIerに行く人が多い
- 技術がなくても入りやすい
と考えたためです。大した考えも持っていませんでしたが、2年生のことなのでご了承ください。そして、とある企業の1dayインターンに参加することにしました。
参加した理由も単純で、
- 大学から就職者がいる
- 交通費(1000円)が支給される
でした。
やったことは
- 会社の説明
- グループで企業で実際に来るような依頼に対しての最適解について議論
- 適性検査
でした。
えっ、適性検査?
希望の方は受けていってくださいと言われ、特にそのあとの用事がなかったので、そのまま受けました。内容はWebテストみたいな感じでした。そして数日後、
「ぜひ次回の1dayインターンにも参加していただきたい」
という連絡が来ました。
次回?
あまりなんのことか分からなかったですが、
まあいいか
と、あまり考えることもなく、呼ばれたので次の1dayインターンにも参加しました。
2度あることは3度ある
こうして次の1dayインターンに参加したのですが、流れは特に大きな変化がなかったです。そして、また適性検査を受けました。
また適性検査かよ...
こうして適性検査を受けました。そして、また次回の1dayインターンのお誘いを受けました。
また呼ばれたんですけど...
ここまで来ると、「行けるとこまで行っちゃうか!」と考えていたので、3回目の1dayインターンに参加しました。
これも大きな流れに変化はなく、グループワークをし、また適性検査を受けました。
そして、数日後届いたメールには、
「次回人事面談を行いたいと思います」
とありました。
2年生ですけど!?
人事面談とラブレター
こうして、人事面談に参加することにしました。
なんでこんなことに...
と思ったりもしていました。そして人事面談になりますが、1対1でした。話したことで覚えているのは、こんな感じです。
過去の話になりますが、色々考えて話していたんだなと思います。そして、数日後にまた連絡が来ました。
「会社説明会を行います。そのときに選考について説明させていただきます。」
とありました。一見なんてことないメールの内容ですよね。しかし、
2年生の10月に送られてくる内容ではないですね...
実質こんな感じだったと思います。3年に送るならまだしも、2年生に送る内容ではないと思いました。
結局どうしたのか
実は人事面談を受ける前からSIerは志望しないことに決めてました。詳しい話はどこかで記事にするかもしれませんが、端的に言うと、
自分のしたいことと違うと分かったから
です。そのため、会社説明会の連絡に対して返信しませんでした。もし、参加して選考に進んでいたら、3年生になる前に内々定というのもあり得たのかもしれませんね。
たかが1day、されど1day
人事面談の際に、僕のインターンの様子も聞いていたのですが、ちゃんと参加者のことを見ているなという印象を受けました。
「1dayインターンは意味ない」
という意見もよく見受けられますが、グループワークなどをさせているのなら、企業側は当然就活生の様子を見ています。わざわざお金をかけて開催しているのですから、良い学生を早期に囲い込みたいと企業が考えるのも当然です。
また、1dayインターンに参加するだけでも、企業や業界についての理解を深められたり、社員に質問ができたりなど、志望動機の作成・強化を行うことができます。
「数年連続増収増益」嘘じゃないけど注意しておくべきこと
こんばんは、つじもとです。今回は、企業・業界分析するときに注意してもらいたいことを書こうと思います。個人の意見にはなりますが、何か考えるきっかけになれば幸いです。
「数年連続増収増益」の謳い文句とその仕組み
就職活動しているときに、よく企業説明会で見たことがあります。企業の売上高や純利益を表示し、
「うちの会社は数年連続伸びてます」
とアピールしてくる光景です。数年という数字ですが、おそらく12年以内だと思います。
なぜそうだと主張するのか。簡単な話です。
リーマンショックが起こったのは、2008年の9月の話だからです。
そのため、2008年の決算にはギリギリ影響がなくても、2009年の決算ではその影響を大きく受けている企業が数多くあります。その頃から現在までの日経平均株価の変動は以下のようになっています。
現在(2020/8/25)時点の日経平均株価は、23,296.77円となっており、これはリーマンショック時の底地である7055円(2009/3/10)の3倍以上となっています。実感はなくても、企業にとっては景気はよくなっているということが見て取れますね。
事業別に見る景気との関連性
こうやって見ていると、「数年連続増収増益」という言葉の信憑性が少し下がるような印象がありますね。もちろん増収していて何も損はないですが、
思っているよりもすごいことじゃないのかもしれないと感じるのではないでしょうか。
残念ながらそういう訳ではありません。また、企業が行なっている事業によっても影響の大きさに差があります。
今回は簡単に、事業の種類を以下の2つに分けて見てみようと思います。
- BtoB事業 (企業間取引)
- BtoC事業 (企業が個人に対して商品・サービスを提供する取引)
そして、景気による影響を比較するために、大手SIerである大塚商会の有価証券報告書を用いようと思います。
大塚商会の事業別の売上高の変化
大塚商会の事業は大きく以下の2つです。
- システムインテグレーション事業 (BtoB)
- サービス&サポート事業 (BtoB,BtoC)
そして、それぞれの売上高は2009年12月の有価証券報告書と2019年12月の有価証券報告書ではこうなっています。
2008年のリーマンショック以降だと、BtoB事業であるシステムインテグレーション事業の売上が減少していますね。その反面、サービス&サポート事業には大きな影響がありません。
また、2018年から2019年にかけて、大きく売上高を伸ばしています。しかし、具体的に各事業ごとの売上高の数値が分かりません...。仕方ないので、売上原価から売上高の増収・減収を推測します。
システムインテグレーション事業の売上原価は大幅に増えています。そして、サポート&サポート事業は変化があまりないようです。売上原価の増減により、売上高の増減は、2008年と2009年の比較、及び過去のデータからも推測できます。これらから
- システムインテグレーション事業は増収
- サポート&サポート事業は若干の増収か
と推測できます。
これで何がわかるのか
散々企業のデータを見てきましたが、結局何が言いたいのかというとこういうことです。
- BtoB事業は景気による影響を受けやすい傾向にある
- BtoC事業は景気による影響を受けにくい傾向にある
BtoB事業でも特に、システムインテグレーション事業のような「顧客から依頼を受けて、それを受注する」モデルのものは、他社の影響を受けやすいため、景気が良くないと、依頼そのものが来ません。金がかかることをできる状況にないからです。
その反面、自社サービスのようなBtoC事業などは景気の影響を受けにくいです。
つまり、
今調子がいい企業も景気が大幅に変動したとき、それを維持できる訳ではない
ということです。
目先の数字だけでなく、ビジネスモデルや景気による変動も視野に
新型コロナウイルスの影響で、しばらく続くであろうと言われていた「インバウンド需要」が大幅に減少しました。このように、今後どのようなことが起き、それが経済に影響を与えるのかが想像できないということがよく分かったと思います。だからこそ、志望する企業のビジネスモデルや行なっている事業内容を理解し、その上で判断する必要があります。「数年連続増収増益」のような謳い文句に踊らされず、企業を見極め、良い就職活動を送ってください。
【就活失敗談】他社との違いを答えられなかった男の話
こんばんは、つじもとです。今回は、就活序盤にやりがちなミスをした話をします。
なんとなくエントリー
今回の話は、インターン選考時に起こった話です。なかなか倍率の高いインターンと聞いていたので、準備をしてWebテストを受けました。
よくあるSPIや玉手箱といった形式ではなく、その会社独自のものだったので、情報も手に入りにくく、苦労したことを覚えています。
しかし、なんとかWeb面接を突破することができました。
想定質問が飛んでこない
IT業界の中でもコンサルに近い企業だったのですが、そういった企業の選考はまだ慣れていなかったので、技術系の質問が来ると思い、そういった内容の復習ばかりしていました。
インターン選考や新卒採用の場合、匿名で就活サイトに情報を記述、あるいは企業から報酬を得て、匿名を条件に公開しています。こんな感じのところで見れます。
しっかり確認して挑みましょう...
そして聞かれる魔の質問
こうして技術的なことを聞かれることもなく、面接は進んで行きました。志望動機などは流石に考えていましたが、これは考えていませんでした。
「似たようなことは他社でもできるけど、なんでうちなの?」
・・・言われてみれば確かに。
なんて答えたか分かりませんが、当たり障りのないことを言ったと思います。そして、不合格でした...。
事業内容やビジネスモデルから他社との違いを
このように、他社との違いについて聞かれることはよくあります。しかし、企業理念だけで他社との違いをアピールするのは少し危険です。正直似たようなことを書いてる企業は多くありますから。では、どの点から判断すべきなのか。企業の事業内容やビジネスモデルから他社との違いを見るのが分かりやすいでしょう。この記事でも紹介してます。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
また、事業系統図を見ると関連会社との関わりやビジネスモデルの把握が容易になります。以前と同様、楽天の有価証券報告書から以下の図を抜粋しました。
こういった図が有価証券報告書を公開している企業では、必ず記載されています。一見、同業界で似ているような企業でも、ビジネスモデルが全く異なるという場合があります。こういった公開されている情報を用いて、論理的で説得力のある企業分析をしましょう。
【就活失敗談】全く興味のない業界にESを出した男の話
こんばんは、つじもとです。まだまだ業界の選択に悩んでいる人もいる時期だと思います。そこで、全く興味のない業界にESを出してしまった話をしようと思います。失敗談なので、気軽に楽しんでいただけたら幸いです。
自信喪失からの迷走
プロフィールにもありますが、僕は夏の有給インターン選考で全敗したクソ雑魚エンジニア志望の敗北者でした。特に、夏休み前に数多くの企業の選考を落ちたため、自分にはエンジニアは向いてないんじゃないかと思うこともありました。
そのため、一度違う業界も見た方がいいんじゃないかと思い、他業界・他業種に目を向けることにしました。時期は3年の8月になります。
すでに焦りまくってます...
他にやりたいことを探そうとか、もっと自分に合った業種があるはずだというポジティブな考え方ではなく、向いてないと思うから逃げるといったネガティブな考えでの他業種探索になります。
保険業界のインターンの募集
そうして、他業種に目を向けていると、リクナビ経由でインターン募集のメールが届きました。業界は保険業界でした。
保険業界って何するの?
さっぱり分かりませんでしたが、締め切り間近だったので、急いでES(エントリーシート)を書くことにしました。
進まない企業分析
こんな動機で始めた企業分析ですが...
全く進みません!!!
そりゃぁ、情報系ばかりを見ていましたし、他にやりたいことなんてないですからね。ただ、
「逃げた先でやってることから逃げたら、もはやどこへ行くんだよ・・・」
と思った僕はなんとか企業分析をしました。
全く埋まらないES
企業分析をなんとか終え、いざエントリーシートを書くことになりましたが、ここで難問にぶつかります。
「なぜこの業界を志望されたのですか?」
・・・そんなもんないよ!!
最もありきたりで、ある意味大前提となる質問でつまづきました。仕方がないので、父が病気になったという(嘘)エピソードを書くことにしました。これほど血の通っていないESを書くことは他になかったですね...
そして見える希望
数日後、結果が届きました。
不合格...
これで目を覚ましました。僕のやりたいことは、
エンジニアになることで叶えられるもの
だと。だから、
たとえ向いてないとしても、諦めるわけにはいかない
と決意しました。その後、エンジニアとして新卒採用を再開し、数多くの失敗談・黒歴史を産むことになります。そして、悪戦苦闘の末、無事にエンジニア(技術職)として内定をいただくことになりました。
あえて志望業界以外を見ることで・・・
本来であれば志望業界以外の選考を受けるのは、就職活動が盛んに行われる時期以降に併願する形で行うものとなります。すでに早い段階で業界を絞っているのであれば、それに対する対策やES、ガクチカを増やすなどをするべきだと思います。
しかし、自分が絞っている業界や自分自身の選択に不安をもったのなら、
あえて他業種に目を向け、インターンや新卒採用にエントリーしてみる
のも一つの手かもしれません。そこから今まで見えてなかった自分の一面を見ることができ、より深い自己分析になるかもしれません。時間的な負担はありますので、自身のスケジュールと相談して行ってみてください。
【就活失敗談】生コーディングテストでテンパった男の話
こんばんは、つじもとです。今回は、特殊な失敗談になります。エンジニアなどの技術職の1次面接でたまにある生コーディングテストでの失敗談です。
始まりはいつも・・・
他にも失敗談は記事にしていますが、大体の場合、paizaからの始まりです。このサービスでは逆求人も行なっているため、オファーが僕のもとに届きます。そして、今回はインターンシップの選考に関するオファーでした。金額はなんと・・
40万円!!
金に目が眩んだ僕は即座に応募しました。
実感する成果
この選考では、Webテスト代わりにコーディングテストが行われていました。散々コーディングテストで敗れた僕ですが、すでに対策は済ませていました。
satoru-tsujimoto.hatenablog.com
コーディングテストの評価方法は、選考媒体により異なりますが、やはりテストケースへの合格率が高いに越したことはありません。問題3問・テスト項目計60個のコーディングテストで、なんと、57個のテスト項目を突破し、2問完答しました!
カーペットの上でこれをしました。こうして、無事にコーディングテストを突破しました。
油断大敵
そして、1次面接の日がやってきました。しかし、逆求人からの応募ということもあり、1次面接の内容を事前に把握することができていませんでした。技術面接ということは分かっているという状態でした。
「何聞かれるんだろう・・・、なんとかなるよな・・・」
技術面接の経験が少なかった僕には不安しかなかったです。しかし、コーディングテストはできたし、いけるだろうという気持ちもありました。
Webでの1次面接で、最初に説明されたのは、
「今から送るリンクを開いて、問題出していくから、そこにコード書いていってね。調べながらでもいいよ。」
えっと、、、もしかして面接官に見られたままコード書くの?
予想外の自体に内心パニック。しかし、やらないわけにはいきません。
そうして、1次面接が終わりました。率直に言っていい出来ではなかったですね。案の定、不合格でした。
詰めを甘くするな
今回の失敗として、事前の情報がなかったこととまだ技術的に詰めの甘い部分があったからだと思います。総じて、準備不足だったということになります。僕の場合、技術面接でコードを書いた経験はこれだけでしたが、知識や制作物について深く聞いてくることは多々あります。常日頃知識の吸収と定着を心がけてください。